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高志の日常/思い出す過去
つまらない毎日
再び思い出す高志の過去
これは夢に再び立ち向かう高志の物語・・・
俺は高志23歳、魚の形をした醤油の入れ物を作る工場で働いている。
今も流れてくる魚の形をした醤油の蓋が外れてないかチェックしている。
高志「あの魚蓋外れそうですよ」
すぐさま魚をはじき出す
パートのおばちゃんA「高志くんスゴイネーおばちゃん全然キヅカナカタヨー」
工場長「高志くんがいればうちの工場も安泰だな」
冗談で皆が笑ういい職場だ
こんな毎日をもう2年も続けている
今日もいつものように醤油魚をはじき出す
工場長「高志くんは本当に眼がいいな!昔スポーツでもやってたのかい?」
高志「高校の頃にボクシングを・・・」
そう、俺が大量に流れる魚から不良品魚をはじき出せるのはボクシングで鍛えた動体視力のおかげだ
工場長「そうだったのか、あまり話さないから知らなかったよ!若いし真面目でいい選手になりそうなのにな!ハハハ」
高志「いえ」
ぶっきらぼうな愛想笑いをしながら昔のことを思い出す高志
昔あんなことが無ければ今頃はボクシングで世界と戦っていたのに・・・