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プロローグ

ども、ROMです。暇な時間にでも読んでやってください。

「う〜ん。疲れたぁ。」

 自分の部屋でつい独り言が出る。

 ここは、エルメス王国王都護衛騎士団本部の団長室。少し仕事が残っていたせいで帰るのが遅くなった。この歳で残業とか嫌だ嫌だ。まだ、18才なのに...はあ、疲れた。

「!団長お疲れさまです。」

 夜勤の騎士が残っていた。...夜勤は嫌だ。

「今日は抜けるから頑張ってください。」

「はっ。」

 今の騎士はまだ慣れてないみたい。まあ、最初はそうだったからな。俺は帰路につく。

 ふと空を見上げると赤い月が浮いていた。

 俺は地球(・・)の月の方がやっぱり好きだなって思う。

 これは、堕ちた勇者と転生者の守護騎士団長のお話。

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