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空に落ちる

作者: カナリア

カクヨムで密かに投稿していた作品です。

空はどこまでも続く。


もう終わろうとする僕と違って。


空は全てを包み込む。


でも、僕の小さな、小さな心までは包み込んではくれなかった。


でも、僕はそんな空が好きだ。


空だけが、いつも僕を見てくれる。


空だけが、僕のどんな言葉も聞いてくれる。


そして


空だけが、ぼくの全てを受け入れてくれます。


ぼくは今、上の空と下の空が混ざり合うのが見える場所にいます。


ここにはぼくの場所はありません。


でも、そこにはぼくの場所があります。


だから


ぼくはそこへいきます。


ここにはいまさらかなしむひとはいません。


だから、さいごはだいすきなそらとまざってひとつになります。


さよなら


さよなら

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― 新着の感想 ―
[一言] イカロスですかね。高みを目指して飛んだ者は、神に傲慢だと言われ地に落とされるという……。 僕は海に沈む方が好きですね。二メートルくらいの深さのところで仰向けになり、水面越しに見える空が好きで…
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