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プロローグ
科学が発展し、人々に安心と便利さをもたらした社会。光があれば影が出来ることと同じように、科学の裏側には様々なものが存在していました。
ある時は「超常現象」として恐れられ、ある時は「オカルト」として興味の対象となり、ある時は「都市伝説」として人々の間で噂されたり。「魔法」というファンタジーの題材となり、人々の娯楽として浸透していくこともあったり。
それらに総じて言えることは、「わからない」ということ。
原因が。
過程が。
手段、方法が。
正体が。
場所が。
とにかく、「わからない」ということが、人々に恐怖を抱かせる。
それが『怪異』
これは、一人の少女が悪魔との契約を切っ掛けに、『怪異』に巻き込まれたり出会ったり。
そんなお話。