同じふたり<2話>
部活帰りの時刻であった。亮太は一人で歩いているところであった。
「朝のはいったい・・・」
「お前のクローンを見たのか?」
「はぁ?クローンってどういうことだ?」
陰にいてよく見えないが女性の声であることはわかった。亮太はクローンとはどういったことか分からなかった。自分のクローンがいつ、どうやってできたのかなんて知ることもできかった。
「私のクローンも存在していたらしくてな、どういうことかそいつにあったんだ。だが、目が合った瞬間に走っていってしまった。私は、そいつを殺すつもりだ」
「こ、殺すのか?」
「あぁ、そうだ、政府の一部に協力してもらっている」
「できるのか?なら俺も・・」
「残念だがそれは難しい話だ」
「何でだよ」
疑問を持ちながら聞く亮太。
「これは遊びではないんだよ」
「俺は本気だ!!俺は本気でそいつを殺すつもりだ」
少し戸惑う様子が亮太に見えた。
「・・・なら明日学校の門のところで待っている」
その場を去ろうとしたしたときあわてて亮太は聞いた。
「あっ・・名前は?」
「私の名前はあずさ」
その時彼女の顔がかすかに見えた。彼女は短い髪に白くきれいな肌だった。
「詳しいことは明日話すから。じゃあね~」
「あぁ・・、必ず来いよ」
あずさは軽く手を振った。
「さて、俺も帰るか・・」
とても静かな夜だった。亮太はただ、静かに帰った。




