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第1話 夢と現実

どうも、木綿希です。前話に引き続きこの作品を読み始めていただきありがとうございます。では、この作品をお楽しみください。

「ほんとにさっきの夢はなん………あれ?声がいつもよりだいぶ高い?もしかしてまだ俺夢の中にいる?」


 (え?え?え?え?落ち着け~俺。落ち着け〜俺。素数を数えると落ち着けるって言うしな、1,2,3,5,7……1は素数じゃねぇ。ってか全然落ち着けねぇ。あ、あれだ。し、深呼吸だ深呼吸)


「ヒッヒッフ~~ヒッヒッフ~~……って違う!名前出てこないけど陣痛和らげるやつだ!たしかラマーズ法とかいうやつ!こんなタイミングでこの知識が役に立つとは思ってなかった……。まぁ名前がわかったところで何か変わるわけでもないし……前言撤回、一ミリも役に立ってなかったわ。よし、改めて深呼吸を……ス〜〜ハ〜〜っ!?脳内のおばあちゃんがため息をつくと幸せが逃げるからするなって言ってる!」


 いや、こんなことより先に確認すべきことがあるだろ俺よ!股間がスースーするしもうなんとなく感覚で現状はわかっているが……念の為に……。いや、ちょっと待てよ?ほんとに俺が女の子になっていたとしたら我が息子が消え失せるってことに……。未使用なのにすまんな、息子よ。それに初めて見るナニが男であることを辞めた自分自身のとは……人生とはわからぬものよなぁ……。口調きっしょ!いつの時代だよ!


「あれ?目から……汗が……。おかしいなぁ暑くないはずなのに……ハハッ…………アハハッ…………。」


 俺が視線をゆっくりと下げていくと、そこに居たのは夢の中で見た美少女だった。いや、そうか。アレも現実だったなら今の状況も納得だな。何がどうしてこうなったのか一ミリもわからないファンタジーな現象すぎて理解しがたいけど、ありのままを受け入れるしかないのか……。


 ありのままに受け入れる?いや、無理だろ!?あんな非現実的でフィクションでしかありえない小説の導入みたいなのが現実で?さっきのは夢じゃなかったって?はいそうですか、じゃあ仕方ない……ってなるか!!たしかに認めざるを得ない状況にはあるけども。


"ガンッ!ガンッ!ガンッ!"


 ふぅ、これで冷静になれた。ちょっと……いや、めちゃくちゃ痛い!あ〜あぁたんこぶもできちゃってるよ。でもこれは必要経費だな。


 いやいやいや、でもそんなわけ……。でも実際に目の前にいるし…つまりはこの超絶美少女が俺?うわぁ……認めたくない。でもこの感じ、自分なんだろうなぁ。女体化した俺、結構可愛いな。まずい!気の迷いで意味のわからないことを言っちまった!ちょっと気を引き締める必要があるな。

 

 その美少女こと俺を長々見つめていた俺は恥ずかしくなった。考えても見て欲しい。1人の男子大学生が3次元の美少女をガン見しているのだ。恥ずかしくならないはずがない。なんか新しい扉が開けそう。てか男子大学生が小さな女の子をガン見するとか犯罪臭がやばい。罪悪感もやばいんだけど!


 とりあえず今は見るからに危ない扉は封印して、これからの事を考えていかないと……。せっかくこの幼い身体を手に入れたんだ。いや、待てよ?この表現ちょっと卑猥だなぁ……。でも他に言い方ないしスルーするか。せっかくのチャンスなんだから目的もなくただ漠然と生活するなんてもったいないからな!


「よし決めた!俺は、有名人になる!」


 びっくりするくらい目標が浅いくてざっくりしてるけど、どんな道を進むにしろ世間で認められるくらいの特別な何かを手に入れるって意味では悪くないのかもしれない。字面だけみたらすっごいアホっぽいな……。

ここまで読んでいただきありがとうございました。毎日投稿出来るよう出来るだけ頑張ります。この作品をこれからもよろしくお願いします。

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