第5話 ボクを見ろ!③
どうも、木綿希です。前話に引き続きこの作品を読み始めていただきありがとうございます。では、この作品をお楽しみください。
おはようございます。喉復活ならず、ということでまともに喋れません!今日の動画にも注釈付けて喉の調子を整える方法をコメント欄にお願いしてみるかな。知ってる方法は全部試そう。とりあえずはちみつ生姜湯作ってもらおう。
「ん![リテイクし過ぎて喉が死んだからはちみつ生姜湯作って。]」
スマホで筆談?みたいなのをすれば無理に声を出さずに済むから今日はこれでいこう。
『え〜っと……これを作って欲しいの?』
そうだよ!お願いします!
"コクコクコクコクッ"
思いよ届け!これが僕の全力の頷きだ!
『ちょっとソファで待っててね。今ちゃっちゃと作って来ちゃうから。』
お願いしといてなんだけど正直こんなので治ったら苦労しないし、大した効果はないと追うけど喉を温めるだけでも多少マシになるだろうから美味しくいただこう。結構好きなんだよね、はちみつ生姜湯。
「ん。[イラストの進み具合はどう?]」
『順調だよ!立ち絵はもう出来てるしね。2D化の作業も進んでるからもうすぐだよ!』
「[立ち絵貰っていっていい?動画で使いたいんだよね。]」
『これでよし。はちみつ生姜湯できたよ〜。』
「ゴクゴクゴクッ……あーあーあー!うん、歌ったり声を変えたりはまだ無理そうだけど普通に話すくらいならなんとかなりそう!ありがとね、母さん。」
『良かった〜。一つお願いがあるんだけど、聞いてくれる?』
「うん、全然いいよ!なんでも言って!」
『それじゃあお言葉に甘えて……TUMUGIママって呼ばれたい!』
「いいけど……そんなお願いでいいの?」
『これがいいのよ。』
「それじゃあ言うね、TUMUGIママ大好き!」
『はうっ……。』
目の前の母親の鼻からは大量の血が……。母さん……ママって呼ばれるだけで興奮して鼻血出るとか母親向いていなあのでは?大丈夫か?僕が僕じゃなかったら……っていうか今の僕になる前は普通に呼ばれていただろうし比較的発音しやすいママと呼ばれていたと推測できる。
あれ?逆になんでこんな状態で今まで生きれてたの?は!今はそれどころじゃない!応急処置をしないと……下手すりゃ死ぬぞ!まずいまずいまずい!ボクのイラストがァァァァ!それにこんなんでも僕の母親!死なせるわけにはいかない!救急車!救急車呼ばないと!
{こちら────消防署通信司令センターです。救急ですか?火事ですか?}
「救急です。住所は──────────で、母親が突然大量の鼻血を流して倒れてしまって……。」
{わかりました。すぐに向かいます。}
きっと救急車が来るまでそこそこ時間がかかる。とりあえず意識があるかの確認からだよね。
「母さん?母さーーーん!!大丈夫?僕の声聞こえてる?おーーーい!もしもーーーし!聞こえますかーーー?」
『ママ大s…………ぃは最k…………だっt…………,。』
「か、母さァァァァァァァん!!!」
く、くそぉ……。ついイタズラ心で余計な一言を言ったばっかりに母さんを危険に晒しちゃった……。ダメだ!今反省して落ち込んでいても事態は良くならない!出血だしとりあえず圧迫止血を試そう!鼻からだから鼻を強くつまめばいいのかな?
こ、これで合ってる?怖いよぉ〜!顔色どんどん悪くなってってる!やばいやばいやばい!お願いだから早く来てよ〜!
ここまで読んでいただきありがとうございました。毎日投稿出来るよう出来るだけ頑張ります。この作品をこれからもよろしくお願いします。次の更新は明日の6時です!




