1.女王様、生まれる。
…ここはどこだ、私は…あぁ、異世界転生したん
だったな。
「ぶ、無事に産まれた?私のかわいい赤ちゃんは…」
「えぇ、奥様!産まれましたよ!!」
「こんにちは、俺の小さなプリンセス!君は
リリーホワイト・リオナイトだ!」
やけに美男美女ばかりだ…それに部屋も豪華だな…
「お父様はね、かっこいー国王なんだよ!」
な、なんだと!?アイツサービスし過ぎじゃないか!?
「僕は第一王子のサルファ・リオナイトだよ!
サルファお兄様って呼んで!!」
「こらこら、産まれたばっかりだぞ、まだ早い!」
「ふぁ、にぃ(サルファお兄様)」
口が全然回らないな…まぁこれからだ。
「「「えぇー!?!?天才だーッ!!!!」」」
「…まぅい」
まずい、自然にやらかしてしまったな…
まあこいつらも親バカすぎると思うが、気をつけよう。
その後、散々騒いだ後、お父様とお母様のお付き
じゃないメイドは帰り、私に自由がやってきた。
もちろん、乳母とお母様とお兄様の監視ありだが。
「うーあ…!(うっすら…!)」
中身が大人なのでそこら辺のオモチャに興味なんて
ない。なので魔力を使ってオモチャで遊んでいるふりをしてうっすら魔力を張りつける修行をしてみた。
なんでも幼い頃からやると良いと言うしな!!(フラグ)
生まれたその日から魔力を鍛え続けたら…
まあ分かりますよね