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酔いどれ令嬢の婚約破棄。


 合コンで一人あぶれてしまった。


「……うーん、これはいかがなものか」


 合コン終了時間がジャスト一時間の砂時計を眺め、わたし――ミリア・マクガフィンは頭を抱えて呻き声を上げていた。

 舞踏会の代わりに庶民に紛れてチヤホヤされるのが最近のマイブームなのだが、これは完全に予想外。

 まさか誰一人、声をかけてくれないとは。

 こんなことなら大人しくお父様の言っていた舞踏会に出ていればよかったと思うのだが――。


(あっちはあっちで気付かれしちゃうのよね)


 20代前半の、落ちこぼれ令嬢にとって一日の時間はかなり貴重なのである。

 ただでさえ遠方からわざわざ足を運んだ行き遅れなのだ。

 いつまでもうんうん悩んでいられない。はやく若い燕を捕まえなければなんだけど……


「なぜ誰も話しかけてくれないの?」


 いつも舞踏会なら入れ食い状態でチヤホヤされまくるのに、今日に限って『これ』である。

 というか片田舎な合コンなのになんでこんな煌びやかな女の子が来ているの!?

 ここ村娘が集まる合コン会だよね!?


「なぜだ。なぜモテんのだ。今日はメイドから男受けする地味なお化粧を伝授してもらったのに……ッッ!!」


「それはね、君の服装があまりにもガチだからだよ」


 ふとどこか含みのある声が飛んできて、慌てて後ろを振り返る。

 そこには癖っ毛の栗色の髪を遊ばせた長身の男が立っていた。


 キザというよりはどこか軽薄そうで印象がある。

 まぁこんな片田舎だ。こんな奴がいてもおかしくないけど、


「いいかい? こういう場所では隙のある女の子がモテるんだ。君みたいにいかにもお嬢様って格好だとみんな敬遠してしまうんだよ」


「そういうあなたはどこのどなたかしら」


「おおっと失敬。僕の名前はウィリアムさ。君は『あの』マクガフィンのお嬢様だね。魔術士の名家で大変な資産家なことで有名だけど――あっているかな?」


 さりげなくわたしの隣に座り、カウンターのバーテンダからエールを注文して見せる。

 人形のような整った碧眼を閉じ、ウィンクして見せるウィリアム。

 この仕草。自分の顔の良さを知っている男の顔だ。


「それでマクガフィンのお嬢様が何でこんな片田舎の合コンパーティに? 込み入った事情でなければお聞きしてもいいかな」


「別に大した話じゃないから構わないわ。というかむしろ聞きなさい」


 ゴッゴッゴッと喉を鳴らし強引にエールを胃の中に落としていく。

 カッと体が熱くなってくるのがわかるが、問題ない。

 どうせ飲み潰れるまで飲むつもりだったのだ。


 ガンと豪快に木製ジョッキをカウンターに叩きつければ、熱いため息と共に愚痴が零れた。


「わたし、婚約破棄されたの。十年間、求婚されていた北の王子様からね」


 言った。言ってやった!!

 もう一度吐き出したら止まらない。引かれたって構うもんか。

 すぐさまバーテンダーにエールのおかわりを頼むと、2つやってきたジョッキに強引に乾杯し、もう一度ジョッキを空にしていく。


「ず、ずいぶんな荒れようだね。相当なストレスでも抱えていたのかな?」


「当たり前よ。だって十年間。十年間よ!? いままで向こうから求婚してきたくせに好きな人ができましたって、ほんとありえない!! しかも相手が私の家より身分の低い平民だなんて許せるはずがないじゃない!!」


 羊の腸詰をかみちぎり、ジョッキを思いっきりカウンターに叩きつける。


「だからこれは当てつけなの。わたしが田舎の男を引っ掛けでもすれば少なくともお父様は困るでしょ? まったくお金を積まれて娘を説得するなんて父親の風上にも置けない人よ」


「うーんなかなか根が深いというが業の深そうな話ではあるね。ところで――ずいぶんと○○な様子だけど……君は彼らに声をかけないのかい?」


「私はあくまでチヤホヤされたいの。なんで私の方から声をかけなきゃいけないのよ」


「ははっ、まったく手段と目的があべこべだね。

 君なら甘い声を一つ欠けてやるだけで男なんて簡単に落ちるだろうに」


 ヤレヤレと大仰に肩をすくめてみせるウィリアム。

 その仕草がやけに見慣れた雰囲気を帯びているように見えたのはきっと目の錯覚だろう。


 それにこれはわたしなりの復讐なのだ。

 誰に言われようと辞めるつもりはない。


「それともあなたも自分を大切にしなさいなんて甘い夢物語を口にする人なのかしら?」


「いいや、君がどう傷つこうが、後で後悔しようが君の勝手さ。

 僕はただこんな町はずれの合コンでやけに気合の入ったご令嬢がいたから話のタネに話しかけただけだよ」


「ふーん、ならもう目的は果たしたでしょ。世間知らずで憐れな小娘のことなんて放っておいて他の女の子に声をかければいいじゃない」


「ふっ――そうさせてもらうよ。

 それじゃあ機会があったらまた会おうか。マクガフィン(秘密)のお姫様」


 そう言って半分の残ったエールのジョッキをもって立ち去っていくウィリアム何某(なにがし)

 その後ろ姿をジッと見送り、青の月、第12日の午後八時。

 わたしの今宵、何度目かになる反抗が見事に失敗し、呆然とお父様のお付きの近衛騎士に連れられて合コン会場を後にするのだった。



◇◇◇


 そんなこんなで十日目である。

 連日開催される片田舎の合コンパーティーに顔を出し続ければ若い燕とも顔見知りになる。

 だというのに――


「アンタは相変わらずこの酒場に入り浸ってるわよね。なに? そんなナリして暇なの?」


「そりゃここは僕の狩場だからね。女の子と仲良くなるのに酒場以上に最適な場所はないよ


「一夜の恋ですってか? まったく平民は気楽でいいわよねー」


 諸事情により荒れに荒れていたわたしは、酔っていた。

 酒瓶を引っ掴み、絡みっぷりは見事と言っていいだろう。

 毎日夜になると屋敷を抜け出しては、伊達男のウィリアムに愚痴を溢すのが日課になっていた。


「それで今日はどんな嫌なことがあったんだい?」


「聞いてくれるぅ~? ウチのお父様がまた懲りずに婚約の準備を進めてきたのよー」


 まったく北の王子との婚約が破綻したからっていくら何でも十日後に、新しい人を見つけてくるとかふざけすぎている。


 わたしが連日、合コンパーティーに顔を出しているからと言って

 当てつけのように人脈作りに奮闘しているとは。


 我が父親ながらなんて傲慢なのか。


「朝、聞いたときにはさすがに驚いたわよ。

 なにせこの国の第二王子様からの求婚なのよ? まったく人をダシに使ってそこまでお金と名誉が欲しいのかしら」


「……へぇ、それの何が不満なんだい。マーカス。いや――この国の第二殿下と言えば知性溢れる名君候補として有名じゃないか。

 魔術大家の令嬢である君とお似合いだと思うけど」


「ふん。どーせ、わたしの噂を聞いたら真っ先に断るに決まってるわ」


「ふっ――、それは毎日田舎の酒場に入り浸ってるとか?」


「そういうんじゃないわよ。いや、そういう理由もあるかもだけど。わたし、呪い持ちなのよ」


 隣から息を呑む声が聞こえてきた。


「呪い持ちというと――」

「ええ、簡単にいえば没落の呪い。あなたも噂くらいは聞いたことがあるんじゃない?」


 わたし達、マクガフィン家が大成した大きな転機の一つだ。

 昔々、この国にはマクガフィン家の他にレブナント家という闇の魔術師の大家があった。

 当時の当主である男はどうやら国家転覆をもくろんでいたらしく、

 国王の補佐として働いていたその魔術師の企みを看破し、阻止したのがマクガフィン家だった。


 その魔術師が死刑の折に今わの際に吐き出された呪詛。

 それがわたしの代で噴き出したのだ。


「いくらわたしが煌びやかで清廉な美貌の持ち主でも、呪い持ちと結婚したがる殿方なんていないでしょう? いまはお父様が必死に隠しているみたいだけど、バレるのも時間の問題よ」


 まったく婚約破棄が決まっている結婚に誰が喜べっていうのよ。


 父親が必死にわたしをよそへ嫁がせたがったのは、自分の領地が廃れるのが惜しいからだ。

 お母様もわたしを腫れ物のように扱うし、地元では『呪いの姫』として有名で誰も手を出してくれない。


「少し離れた片田舎なら噂もたたないかと思ったけどダメね。あなたのような事情通がいるんですもの」

 

 そっと熱いため息を吐き出せば、ウィリアムから僅かな動揺の気配があった。


 そもそも本気で合コンする気などサラサラなかったのだ。

 他人を不幸にするとわかっていて、どうして結婚なんてできる。


「それじゃあまるっきり、道連れじゃない」


 だから北の王子様との婚約だけがわたしの希望だった。

 王子様だけがわたしを救ってくれると信じていた。

 すべてを縋る思いで一生懸命、彼に尽くしたつもりだ。でも――


「そんなわたしの願いすら、どこぞとも知れない小娘に奪われてしまうんだから滑稽よね」


「――ッ。まだ、あきらめるべきじゃない。呪いというからには解呪の方法もあるんだろう?

 まだ希望を捨てるには早すぎる!!」


「ええもちろんあるわ。呪いの解呪は至って簡単。その人を一生涯、脇目も降らずに愛し尽くすこと。でも――それももう終わってしまったわ」


 家族ですらわたしを忌み子として扱うのだ。

 希望が潰えた今、没落が約束された貴族令嬢とはいえ、誰かを道連れに愛してもらおうなんてわたしのプライドが許さない。

 それにね――


「わたしね、来月で25歳になるの。今更それほどまでにわたしを愛してくれる人はいないの。

 子供の生めない令嬢なんて価値なんてないわ。

 いいところで修道院に入るしかないでしょうね。そしたらもう――ここには来れなくなるわ」


「……それは、残念だね。君との時間は煩わしい仕事の疲れを忘れるくらい楽しかったから」


「わたしもよ。ここまで心の内を吐き出せた殿方は貴方が初めてだわ。でも、もうおしまいにしなきゃいけないの」


 それともあなたがわたしをもらってくれるのかしら?

 微睡んだ顔で隣を見れば、悔しそうに唇を噛む伊達男の姿があった。

 一瞬だけ期待してしまったけど、そんなことできるはずがないわよね。

 あなただってわたしと同じくらい色々なものを背負っていそうだし。


「ふふっ、どうしてわたしは普通の恋ができないのかしら」


 そうして全ての毒を飲み干すように最後のエールを飲み干し、

 深い闇の底に飲み込まれ、カウンターの上に酔いつぶれるのであった。


◇◇◇


 てなわけで『わたくし』ミリア・マクガフィンは絶賛、王城の宮殿にいた。

 こうなった経緯を簡単に説明するなら、王命の推薦状である。


 なんだかんだ第二王子の面会をのらりくらりと交わしていたらこのありさまという訳だ。


 漆黒のドレスに身を包み、美しく整えられた銀の髪飾りがやけに重い。

 二つの意味で頭が痛いのは何故だろう。


 まぁ前者は言うに及ばず夜遅くまで深酒していたからに他ならないが、

 後者に関してはお父様に文句を言いたい。


 あなたは国そのものを滅ぼすおつもりか!?

 王室が没落すれば、貴族階級などないも同然なのがなぜわからないの!?


 こうしている間にも着実に王国の破滅は近づいているのだが、


(もういいや。どうせ、わたしの未来も真っ暗だし)


 王様から文句を言われたら、真っ先にお父様を売ることを決意する。

 バンとゆっくりと押し開かれる王の間の扉。

 第二王子との謁見のはずなのに、なぜかいろんな人たちが勢ぞろいしていた。

 そこには憎たらしい『元』婚約者の姿もあり、

 その横ではわたしの状況を羨むようにその軟弱な腕に寄り添う田舎娘の姿も見て取れた。


(いや私を睨まれても、そのポンコツ王子を選んだのは貴女なんだけど。なんで私が睨まれないといけないわけ?)


 とりあえず集中集中。

 昔の男を気にしていられる事態じゃない。

 下手すれば首が飛んじゃう訳だし、ここはしっかりしなくては。


 すると両側に控えている兵士たちから奏でられるファンファーレの音が高らかに王宮に響き渡る。

 反射的に膝をつき首を垂れれば、王族のお歴々の気配が。


 さて、ここからどうしよう。とりあえずお決まりの挨拶は必須として―― 


「本日はお日柄もよく――」


「今日は酔ってはいないようだね」


 聞き覚えのある声に思わず顔を上げる。

 そこには見覚えのある整った顔があり、その茶髪の上に輝く王冠が乗っていた。

 でも――


「なんであなたが――」


「おや言ってなかったか? 俺はあの町では王子様なのだと」


 いや確かに言っていたかもしれない。

 でもそれは酒場の王様というか顔役とかそういう意味かと思っていた。

 というか今日は第二王子殿下との顔合わせの場では!?

 なんで第一王子殿下のあなたがここにいるの?


「マクガフィン嬢には申し訳ないが急遽、予定を変更させてもらった。

 なにせ父上を説得するのに手間取ってしまってね」


 軽薄な雰囲気はそのままに、

 第一王子殿下ウィリアム=エイブラハムが大手を振ってとんでもない宣言してみせた。

 

「俺はこの令嬢。ミリア・マクガフィンを妻に迎える!!」


 シンと静まり返る王の間。

 誰もが現実を受け入れられないといった様子で固まるなか。

 その光景を満足そうに見つめるウィリアムが続いてとんでもない爆弾を投下する。


「それと同時に俺は王室を抜けるぞ!!」


「なにを言っているんですか。はやく取り消してください!! あなたはわたしが呪い持ちだということを知っているでしょう!?」


「ああ知っているとも。不遜にも君の元・婚約者である小国の王子にこの話を持ち掛けた時にするのは止めるようにとも言われたよ」


 キッと鋭い眼差しに、軟弱男の身体がびくりと震える。

 でもそんな男のことはどうでもいい。

 いまは――


「王族のあなたが民衆に落ちる理由なんてありません。どうかお考え直しを」

「ならん!! 俺はお前を妻に迎えると決めたのだ。もし前例がないのなら作ればいい!!」


 それってどういう――


「この場を借りてもう一つ宣言しようじゃないか。父上、俺はこの国から追放されるぞ!!」


 今度こそざわつく会場。

 それこそ前代未聞の告白だ。

 王族が自ら国を出る意味を理解していないはずがない。


 当然、その馬鹿みたいな宣言を前に今まで口をつぐんでいた弟の第二王子殿下が黙っておらず

 吠えるような怒号が王の間に轟いた。


「兄上、なにを馬鹿なことを!! そのようなことができると思いですか!?」


「王国に不利益をもたらす者の末路は昔から追放だと相場が決まっている。

 これで俺を縛るものはなくなった。これも全て彼女のおかげさ」


 悪戯が成功した子供のように満足そうに笑い、誇らしげに胸を張ってみせるウィリアム。

 でもそんなのが許されるはずが――


「よい、もともと貴様の兄から王位継承権の辞退を申し入れがあった。

 次の王位は貴様だ、マーカス」

「なっ……ッッ!?」


 王の言葉に今度こそ第二王子殿下の表情が凍り付く。

 フラフラと信じられない目で兄たるウィリアム殿下を見つめ、首をゆっくり振るってみせた。


「信じられない、兄上が王室を抜ける?」

「悪いなマーカス。お前の婚約者を奪ってしまって」

「そんなの、どうでもいい!! 私は兄上が王位を継ぐのがふさわしいとずっと――」


 そう言って唇を噛み、悔しそうに顔を背けてむせるマーカス殿下。

 その悔しそうに顔をしかめる弟を優しげな目がわたしの方に向けられた。


「どうだ俺の覚悟は。見事に没落してやったぞ」


 子どものように満面の笑みを浮かべ、愛しい人が堂々と壇上から下りてくる。

 でもそんなのは許されない。

 わたしは幸せになっちゃいけないのに――


「どうして泣いているんだミリア。君とならどこまでも堕ちてやると言っているんだ。それでも満足いかないか?」


「どうして、どうしてそこまでする必要があるのですか。わたしに、そんな価値はないのに……」


「好いた女が酒場でやけ酒するほど泣いているんだ。そこで己の地位を投げ捨てなければ嘘だろう?」


 ダメだ。絶対にダメだ。

 わたしの為に全てを捨ててくれた人だからこそ、彼を不幸にするわけにはいかない。

 合コン会場で出会っただけの仲。

 あの場で愚痴を溢せただけでもう十分わたしは報われている。

 これ以上、報われちゃいけない。

 それに――


「わたし、子供が生めないんですよ。あなた、子供はたくさんほしいって言ってたじゃないですか。わたしと一緒になったらあなたの夢が……」


「孤児院を開こう。これでも経営には自信がある。たくさんの子供たちが集まるぞ」


「いまの生活を捨てるかもしれない。煌びやかな生活は約束できません」


「それなら僕が君の人生を煌びやかにしてみせる。

 なぁに賑やかしは得意だからねそのくらいどうってことないさ」


「アンタの大好きな合コンには行けなくなりますよ?」


「君がいてくれればそれでいい」


 一歩一歩壇上から下り、そっとわたしの涙を拭ってみせるウィリアム。

 その顔はどこまでも愛情に満ちていて――


「地位も名誉もすべて捨てる。こんな男でも、君は愛してくれるかな?」


 そっとひざまずいているわたしの為だけに目線を合わせてくれるのが嬉しくて、愛おしくて

 不意に長年わたしの胸の奥に苛んでいた茨の呪いが解けていった。


 この人なら信じてもいいかもしれない。


 ぎらぎらした眼差しが熱く胸を焦がしていく。


「もう馬鹿な人」


 拒絶するはずの唇が、愛を紡ぐ。

 交わる体温に胸の奥が激しく鼓動する。


 すると王城の祝福のベルが鳴り響き――さっと身体を抱き上げられた。


 ハッとなって後ろを振り返れば、祝福の拍手が鳴り響く。

 そして照れくさくなって堪らず視線を落とせば、そこにはいたずらっ子な男の笑みがあり、


「一目ぼれだったと言ったら君は笑うかい?」

「酒の肴にもなりませんわね」


 呆れ四割、照れ隠し六割を混ぜ込んだような心地で、もう一度深く唇を合わせるのだった。


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