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期待が外れた俺を救うもの
朝。期待は見事に裏切られたのだった。
俺は起きてもハトのままで
人間の俺はあいかわらず「ぽっ?」とかアホなことを言って母を困らせていた。
今日も会社は休むようだ。有給休暇を貯めといて良かったと現実的に考えていた。
鳥としてどう生きたらよいか分からない。
腹が減ってきたが何を食べていいかも分からない。
「あっハト」
母は俺を見つけるとパン屑を投げてくれた。
俺はすごく母に感謝した。とても腹がへっていたので、ただのパン屑が美味しく感じた。
また、人間の俺を観察する。
母が薬を渡したり、飯を食べさせたりと献身的に看病してくれている。
ただ、俺は色んなコトが出来ないので(ハトと入れ替わっているので彼は人としての生き方が分からない。)、介護のようだ。
母に申し訳なく思う一方俺はいつ戻れるのか悲しくなった。
母が俺の口に黒い固まりを入れた。チョコのようだ。
それを見た俺は意識が遠退くのを感じた。
うそ?何でだ?
次で最終回にします。
お楽しみに。




