帰路
どこか知るために看板を見ることにした。
運が良ければ○○支店と書いてあるかもしれないし、道路標識なら俺の行きたいところまで何キロか書いてあるかもしれない
そう考えてようやく見つけた看板は俺の住んでるところの隣町だということを教えてくれた。
遠くないことを知った俺は思い切り羽を使って家を目指した。
俺の家には大きな木がある。
ひいひいじいちゃんくらい?のじいちゃんが趣味で地植えしたらしい。小さな苗木を植えたらしいが今や大きく育っている。
その木にとまって俺の部屋を覗く。
部屋の中の俺はぐっすり寝てるようだ。
もう会社に行く時間では?と考えていると母が起こしに来た。
「さとる!起きなさい。仕事は?」
しかし、母の声で一応飛び起きた俺は変だった。
「ぽっぽ?」
首をかしげて鳴いてる俺を母は怪訝そうに見る。
「あんた、どうしたの?ふざけてないで、支度したら?」
「ぽっ?」
母の目に真剣な色が宿る。
「病院行こうか」
「ぽっぽっぽ?」
「支度してくる。」
母はそれだけ言い残すと部屋を出た。
部屋の中の俺は不思議そうな顔をしている。
外の俺はなにしてんだよと地団駄踏んだ。
これじゃあ、俺が戻ったとき変人扱いされるだろう!
というか、何科行くんだよ!母さん。
俺は自分が戻れるかも分からないのに、そんな心配を始めていた。
ちょっと長くなってしまいました。
今回も読んで頂きましてありがとうございます。




