表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私が思うこと

作者: RINTAROU

何がそんなに不安なのか私には分からない。

ベットの中で好きと言われるたびに私はこんなに愛されていると感じるのに、私がどんなにベット中で好きと言っても、電話越しに好きと言っても、メールで好きと送っても、あなたは不安なのだろうか。

ならばいったいどうやって伝えればあなたの不安はなくなるの?


あなたがもうこれ以上は君といられないと思っても、私はそうは思わないの。


もしあなたに、立ち治れない位の酷いことを言われても、立ち上がれない位に痛めつけられても、

きっと這い上がってあげるのに。

誰かに助けを求めて、あなたを悪者にするようなことは絶対にしないのに。

きっと一人で立ち上がって、膝を抱えて後悔しながら泣き続けるあなたに、そっと後ろから近づいて、腕を取って立ち上がらせるの。

泣きすぎて充血したあなたの目をしっかり見て、作り笑顔でも、愛想笑いでもない、心の底からの笑顔で許してあげる。


大好きよ。



もしあなたが他に気になる人や好きな人が出来て、私と離れたいと思っても、そんなに簡単には離れられないの。

だって、私はあなたの良いところはもちろん。悪いところだって、ほかの人が目をつぶれない、あなた自身が酷いと思っているところだって知ってるもの。

それを全部受け止められるのはきっと私だけだと思うの。

ずっと近くで見守ってきたの。

あなたが私にした八つ当たりのような、そんな態度だって愛しいと思うの。

ほらね、あなたの為に私は色んなことに目をつぶってきたの。

なによりきっと、あなたが私にしたように、好きと言ったり、一緒にお風呂に入って後ろから抱きしめたり、優しく髪をなでたり、ベットの中でする行為なんかを、他の女の子にするんだって考えただけで、私おかしくなってきっとあなたが戻ってくるのを待ってるだけじゃいられなくなるもの。


大好きよ。



あなたに酷い災難が起きたとして、もうこれ以上生きていられないと思っても、一人で死なせることなんてしない。

そりゃあもちろん私だって、あなたと結婚して子供を作って、老後だって二人でゆっくり過ごしたいなぁなんて思っているから、死ぬことを止めるかもしれない。

でも、あなたが本当に辛くて、もう死んじゃったほうが楽なんじゃないかと思ったら、きっと一緒に死んであげる。

一緒に電車に飛び込んだりして、ばらばらになった二人の身体が線路に転がるの。

でも、二つの身体がばらばらになって、あちこちに散らばってしまっても、どこかで私の腕とあなたの腕が重なって落ちていたりするのよ。

死んでも一緒なの。どこでもいい。身体の一部が重なり合って発見されるのよ。

発見した人や、ばらばらの死体を見た人たちの中にはあまりにも醜い私たちの姿に泣き叫ぶ人や、夜中にうなされる人や、嘔吐してしまう人もいるかもしれない。

死んでからも親に迷惑なんてかけたくないけど、私たちはそうやって、色々な人の中に行きつ続けるのよ。


大好きよ。



もし神様が、ずっと一緒なんてありえないと言ったとしても、そんなこと信じなくて良いの。

きっとわたしがそんなことないですよって言いに行ってあげる。

神様が私たちを引き離そうとしたって、そんなことは出来ないの。絶対に無理なの。

その願いと引き換えに私の寿命を半分あげることになったって構わない。あなたと一緒にいたいの。

もしそんなことになって、本当に私の寿命が半分になってしまったら、きっとあなたは後悔する。

泣きながら謝って、私に沢山お礼を言ってくれる。もしかしたら今まで以上に優しくなって、たくさんのキスを唇に落としてくれるかもしれない。

でも私はそのキスを受け取らないの。優しさも受け取らないの。

私が死んでしまった後で、あの時こうしてやれば良かった。たくさんキスをしてやれば良かったって後悔するあなたの中でずっとずっと生きていくの。

きっと死んでしまった私の思い出は、あなたの中でどんどん美化されていって、きっとあなたはほかの人と付きあった後も、私と比べたり、思い出したりするでしょう?

ほらね、あなたと私はずっと一緒なの。


大好きよ。



だからもうそんなに不安になることはないのよ。

ずっと一緒って約束してあげる。

あなたの不安も醜いところも全部全部愛しているのよ。

周りにたくさん反対する人がいたってかまわない。

だって、誰かに認められるために一緒に居るんじゃないのよ。

二人が認め合っていればいいじゃない。

あなたが私みたいに強くいられないのは知っているのよ。

だから私があなたをきっと守っていくの。

だから何も怖くはなのよ。

私がずっとついているから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ