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第6話 聖女(男)、お泊まりする
日が傾いている。
疲れた。
グググッというか手が疲れた。喉も痛い。
ボゥッは自分には効かないらしい。
「聖女様、今日はこの辺りで」
村長らしき男が言った。
騎士が頷いて前に出る。
木箱は花まみれだ。
続きは、明日だ。
「粗末なお部屋で申し訳ございません」
「いや、落ち着いてるいい部屋だぞ」
マジでいい部屋だ。ピンクじゃない。
翌朝、治療は終わった。
皆、働きに出た。
村長が頭を下げて見送っている。
やはりクソせまい馬車だ。
少し膝をずらして座った。
どピンクの部屋が待っている。
馬は城へと進んだ。
「お帰りなさいませ!聖女様!」
ドレスを掲げて待つ修道女。
束の間の自由だった。




