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第5話 聖女(男)、出張する

なんか怪我人が多い村があるらしい。


というわけで馬車の中である。

向かいには騎士が座っている。


クソ狭いせいで膝が当たっている。

騎士とはずっと目が合わない。

ドレスは紐で調節できたというのに。


ちなみに今日はローブを着ている。あの部屋にはドレスしかなかったのに、外出と言えばどこからか出てきた。


ちらりと外に目をやる。

人影が増えていた。


馬はただ村へと運んだ。


騎士が馬車から降りた。

手が差し出される。

手を取って、村に降り立つ。

ざわめきが広がる。


見ると、腕を吊っている人や杖をついている人がやたら多い。


これはボゥッでは足りなさそうだ。


聞けば数日前に崩れたらしい。

働き手の多くが怪我をした。


木箱に座り、最初の村人を見た。騎士は定位置にいる。


外傷だけではないかもしれない。


グググッとした。

ボボボボッと光が村人を包み込む。

花はめっちゃ生えた。


「おお…!」

村人は目を見開いて、腕を動かしている。

「お大事に。次の方ー」


それから入れ替わり立ち替わりグググッとしていく。

村の子どもが生え溜まった花を興味深げに見ている。


「持ってっていいぞ」

今日は回収道女もいないしな。

聖女は奇跡を惜しみなく分け与えた。

ーー聖読本第二集

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