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【プロットタイプ】無理にでも手を動かす

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

ものを書く時は時に力ずくです。

物を書くのは難しい。この『難しい』というのは、起承転結、文章表現というより、脳裏に浮かんだ感情をそのまま出力する事を指している。どれだけ雰囲気が固まって、書く気があっても、其れが形にならないもどかしさがある。

そうして浮かぶのを待っても、結局は流れてしまい、あの時の熱が再来する事はないのである。


鏡花に勧められた曲を聞いている。軽快なメロディと気怠げな歌い方が特徴。『私の選曲に狂いはないよ』とは本人の弁であるが、其れは伊達ではないと示してくる。

そうすると触発されて何か書きたくなる。しかし、ふわりと浮かんだこの感覚は、形にならず、言葉にならず、どうしても手が止まる。

「……が……ご……?」

ヘッドホンを付けているので、何を言っているのか聞こえない。剥ぎ取る様にして問い掛け直すと、改めて口を開いた。

「考え事?」

「あぁ。浮かんだものが形にならねぇ」

もっと精度を上げたい。関連事項を探ってより、明瞭な状態で事に当たりたい。けれどもそうしている間に、思考が移り変わる。書きたかったものではない別の事象が侵食してくる。

会話が流動的に移り変わる様に、考えさえも移ろっていく。上手くまとまらない。

「そういう時には、とりあえず、メモアプリ起動した方が良い」

やや低めの超えだった。深淵に近い様な、女帝に近い様な、真摯に事を当たる時の声だった。俺は顔を上げて、鏡花の顔を見る。黒い双眸が、底の見えない穴が此方を吸い込もうと躍起になっている。

「何かしら書き始めた方が良い。考ているうちに流動的に変わってしまうから。書いていくうちに、形にしていった方が良い」

俺の考えを見抜いた様に、鏡花はそう言った。あまり後先考えずに事に当たるのは好きではないのだが、短い文章に取り掛かるぐらいには、丁度良いのだろう。

だから筆を取る事にした。無理矢理にでも手を動かす事にした。それで全てが上手くいくように願いながら。

そうして出来た話は、ほの暗いホラーになった。

物を書くのって難しいよね。

書きたい気持ちがあっても、其れが形にならない。

だから非常に衝動的に書くことも多いです。

今もそう。兎に角そう。


今書きたかったのは、夏のホラー。

でも上手く形にならなかったので、この話になりました。


お盆なので、休日になっても更新頻度減るかも知れません。


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