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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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修一お兄様と3

お店を出た修一とミラは、公園をお散歩している。来たことの無かった噴水の広場だ。大きな噴水で、円状に並んだ吹き出し口から中心に向かった水が出ている。


センターに天使の像があり、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いている。それを囲む様に天使達が祝福している。噴水の周りには花壇があり、とても美しい。『天使の福音』という絵画をなぞらえて作られたらしい。


ここは車道や民家から離れていて、とても静か。ゆっくりとした時間が流れている。


噴水全体を見渡せる位置にベンチがあり、藤棚の木陰で休憩する。


「気持ちい風ですねー。」


「そうだね。」


「はー。こんな穏やかに過ごしたの、久しぶりです。」


「僕もそうかも。最近試験あったし。」


「そうなんですね。お疲れ様です。」


「もう直ぐお昼だね。お腹はどう?」


「うーん。軽くって感じでしょうか。」


「僕も。向こう側にキッチンカーが来るらしいから、そこで食べない?」


「いいですね!」


「じゃぁ行こっか!」


修一はそう言って立ち上がり、ミラに手を差し伸べる。その手をミラは笑顔で掴んだ。



******



公園の反対側はオフィスや学校が多く、キッチンカーが何台か止まっている。お弁当や唐揚げ、韓国グルメ、イタリアン。それぞれとても良い匂いだ。


「ミラちゃんは何が食べたい?」


「うーん。あそこのマルゲリータが食べたいです!」


「いいね!僕はペスカトーレにしようかな!」


2人で注文して、用意されたテーブルで食べる。


「焼きたて!美味しい❤︎私、トマトソースの効いたのが好きなんです。バジルも爽やかだし!!」


「ペスカトーレも美味しいよ!生パスタだ。」


「わー!生パスタって美味しいですよね!このクオリティが外で食べられるなんて!」


「良かったら一口食べる?」


「えっ?いやいや、それはご迷惑ですよ。」


「キッチンカーの人が、もう一個箸をくれたんだよ。シェアして食べると思ったみたい。」


「うー。でも私はかぶりついちゃったから上げられないですし。」


「はは!そんなのいいよ^_^気になるなら、もう一個買ってこようか?」


「や、そんな訳には!」


「じゃぁ、どうぞ。」


「少しだけ頂きます。」


「うん。」


「モチモチだー!美味しい!お腹そんなに空いてないのに食べられそう!」


ミラはニッコニコで噛み締めている。そんなミラを微笑みながら見つめる修一。くるくる変わる表情も可愛いし、食べ物の好みも合うなんてと、修一は小さく呟くのだった。

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