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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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学園祭の準備1

投稿が遅くなってすみません。最近寝落ちしてしまいます

「今日から、学園祭の準備を始めていくぞ!」


担任の結城先生は、ワクワクした顔で言う。


「今までは高等部と大学部が別で出し物をしていたが、今年は合同でする事になった。毎年人手不足に陥っているからだ。基本的には部活やサークル単位でやる事になった。入って無い者は、どこかのチームに入れてもらう事になっている。さぁ、授業時間内での準備の回数はあまり無いから、すぐ移動する様に。無所属10名は俺が振り分けるから集合!」




***大学部



コンコンとミラはある教室をノックする。「待ってたよ」といいながら男の人が開けてくれる。中には先日の秘書で来た時に顔合わせしたメンバーが集まっている。椅子に座ったケイゴと目が合い、ケイゴがスッと来て椅子までエスコートしてくれる。


「藤ノ宮君も来たか。」


ケイゴの視線を追いかけ後ろを振り向くと、知らない男子生徒が立っている。


「ひとまず中へどうぞ。」


「はい、全員揃ったところで先ずは自己紹介といきましょうか。」


先日ケイゴの腕に絡みついた可愛らしい女生徒が指揮を執る。


「私からね。九条レナです。ハンズ株式会社社長の娘よ。」


それから順々に挨拶をしていく。


「俺は斎藤たかや。株式会社サイトの御曹司!よろしく♪」


「御曹司とか自分でいうな(^^;;」などワイワイしながらケイゴの番になる。


「亜月ケイゴです。言って無かったが大3だ。副担は教育実習としてやってる。」


それに驚いたのはもちろん藤ノ宮君のみ。


「え!先生って学生だったんですか?」


「あぁ。KAHO家で生活している。」


「KAHOですか!?会長の御関係者様でしたか。」


「学校内だしかしこまらなくていい。俺はたまに本社の手伝いをする程度で、中心はお嬢様のお世話だからな。」


「お嬢様?」


ケイゴの視線が隣のミラに注がれる。その視線を追って、藤ノ宮もミラを見る。


「ハナミネ ミラです。高等部普通科です。普段はハナミネと名乗っていますが、本当はカホウ ミラです。」


「「「!!」」」


そこにいたケイゴ以外の者が皆んな驚く。口々に「え?うそー!」「マジかー!」など声を上げている。


斎藤がビックリしながら言う。


「KAHOって『華峯』って書くんだねー!いつも書類はローマ字表記だったから全然分かんなかった!」


「何と無く察してただろ。」


ケイゴがフッと笑う。


「じゃぁ、ミラちゃんが彼女って言うのはブラフ?」


それに藤ノ宮が反応する。


「か、彼女ー⁉︎先生、生徒に手ー出したんですか!?」


「違う、逆だ。恋人が生徒と先生になっただけだ。機密事項だから絶対漏らすなよお前ら。首を飛ばされたくなければな。」


「ケイゴ、怖い事言わないの。」


「すみません。」


「うん^_^」


その様を見て皆んなが驚いている。


「いつもケイゴが色々フォローしてくれるから、何とか生活出来てるの。もうケイゴ無しでは生きていけないわ。」


ミラはニコニコしてケイゴにお礼を言う。ケイゴは「当然です。」などと返答している。


「ノロケ…?」


そこへ九条が仕切り始める。


「まぁ、自己紹介はその辺りにして、学祭何をやるか決めない?と言うか、もう候補は決めてあるの。」


「何ー?」


「男女逆転カフェ!」


「「「?」」」


「あのね、男は女装、女の子は男装をして接客するって言うのはどう?絶対ケイゴ君似合うと思うんだよね!」


「………九条先輩何言ってるんですか…?」


「ね、ミラちゃんも見たいよね?ケイゴ君の女装!」


ケイゴはミラを心配そうに見る。


(まさか見たいなんて言わないよな!)


「え…うーん?ケイゴが嫌なら別に…。」


「えーーー!でも嫌じゃないなら見たーーー」


「嫌です!」


「えー。じゃぁ、アレしかない!コスプレカフェ!!それなら好きなコスプレできるよ!」


「コスプレ?」


「なに?なに?ミラちゃん興味ある?」


「仮装はしたみたいです!!」


「か、仮装(^_^;)?ケイゴ君のかっこいい姿が見れるなら、仮装でもいいわ!」


「ケイゴはスーツが1番ステキですよ!ネクタイ締めた姿に、いっつもドキドキしちゃうんです!それにネクタイを緩めた姿もまた色っぽくて最高です❤︎さらにーーー」


「ミラちゃん、もうやめてあげて!!」


後ろの扉から美琴が入ってくる。


「荒木さん!ご無沙汰してます。」


ミラは頭を下げる。


「ミラちゃん、ケイゴが困ってるよ。」


ケイゴの方を見ると顔を片手で覆って俯いている。よく見ると耳が赤い。


「ケイゴ大丈夫?赤いけど風邪?」


ミラは本気で心配し顔を覗こうとする。ケイゴは手で制する。


「大丈夫です。スーツでも何でも着ますから、気にせず話を進めて下さい。」


そう俯いたまま言う。ミラは着ていたカーディガンを脱いで、ケイゴの肩に掛ける。フワッとミラの匂いが鼻腔をくすぐる。一見無表情だが、内心はいっぱいいっぱいだった。


「寒いならコレ使ってね。」


ミラは優しく微笑む。ケイゴはやっと顔を上げ、苦笑いを返す。周りの皆んなは2人のラブっぷりに居心地の悪さを感じていた。

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