ミラ、秘書やります7
夜のお勤めもケイゴと一緒に行った。そして晩御飯もケイゴの膝の上で食べ、アーンの応酬を受けた。恥ずかしかった。
「部屋で少し話しませんか?」
「うん。」
ケイゴと再び2人きりになる。
「今日は本当に楽しかったなぁ!最近一緒にいる時間が少なかったから、本当に嬉しかった。ステキなお店も知れたし!アレがケイゴのお店だなんて、本当にサイコー‼️また行こうね❤︎」
「はい、お嬢が望むならいくらでもお連れします。でも暫くは無理かも知れません。」
「オープンするときっと忙しくなるもんね、予約なんて取れないよね。」
「お嬢が行きたいなら、いつだって席を空けさせますよ。そうではなく、もうすぐ学園祭の準備が始まるからです。」
「学園祭?」
「そうです。高等部と大学部合同で行われる、大規模なお祭りです。」
「桜花の学園祭、行ったこと無いね。何で連れてってくれなかったの?ケイゴはずっと桜花だったのに。」
「俺は基本参加しませんでしたから。」
「何で?」
「大体この時期は家業の方もパーティー三昧です。親分の秘書として、色々会社に出勤していました。」
「そっかぁ。じゃぁ今年もそんな感じで、私もそっちにかかるのかぁー。」
「パーティーの出席はあると思いますが、お嬢が秘書をやる事はありません。」
「なんで?」
「親分はお嬢に学生を楽しんで欲しいと思っておいでです。だから今年の俺の仕事は、お嬢が学祭を楽しめる様フォローすることとなってます。」
「そっか。じゃぁケイゴも、初めての学園祭なんだね^_^一緒に成功させようね!!」




