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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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ミラ、秘書やります6

2人はいつの間にか手を繋ぎ歩いている。


「あー今日はすっごく素敵な1日だった(^ ^)ステキなお店に美味しいランチと紅茶、庭園や美術館にも行ったし、アフタヌーンティーもサイッコーだった!連れてきてくれてありがと!」


「お嬢に喜んでいただけるなら、いつどこだってお連れしますよ。」


ケイゴは朗らかな笑みで笑い合う。


「あーまだ帰りたく無いなぁー。残念だなぁ。」


「そんな事言わずに、お勤めがありますから。」


「うん、分かってる。帰ろっか!」


ケイゴの車で帰路を行く。



***自宅


「ただいまー!」


タミさん達数名が出迎えてくれる。軽く挨拶を交わし部屋へ戻るため階段を登る。


「じゃぁケイゴ、今日は本当にありがとう!楽しかったわ(^ ^)じゃぁお部屋に戻るね。」


そう言うとケイゴがミラの手を掴み、変な顔をした。


「お嬢、何言ってるんですか?今日は俺の秘書でしょ?約束の24時間までまだ13時間21分残っています。」


「(^^;;やたらと細かいな…。」


「部屋には返しませんよ。」


ミラの手を掴み妖しく微笑むその顔は、獲物を捉えた猫の様である。ミラはその瞳に釘付けになり、手を引かれるがままケイゴの部屋へと消えていく。


「お嬢、俺の部屋に入ったからには、それなりの覚悟は出来てますよね?」


「もちろん!よく考えれば1日秘書のはずなのに、何一つ秘書らしい事してないもん。今からでも巻き返すわ!」


「例えば何をしていただけるんですか?」


「ケイゴの代わりに夜のお勤めをしたり、お部屋の掃除とか?あっ!肩揉みなんか得意よ。」


「…夜のお勤めは危ないのでダメです。部屋は基本汚さないし『そうじぃ』が居ますから。もっと他に頼みたいことがあります。お嬢にしか出来ない仕事です。」


「何?何でも言って!」


すると、急に腕を引かれてケイゴに抱きすくめられる。その顔は妖艶な笑みで満ちている。


「そんな事、言って良いんですか?」


その声を聞きドキッとして顔を上げると、超至近距離にケイゴの顔が。瞳は誘う様にツヤツヤしており、香水の良い匂いが鼻をくすぐる。気づけばベッドに押し倒されており、ケイゴの顔が近付いてくる。ミラは自然と瞳をつぶる。唇と唇が触れ合う。もっと深く愛し合いたくなる様な暖かなキス。唇が離れる。ミラはトロンとした瞳を開けケイゴを見つめる。ケイゴもミラを優しく見下ろしている。ケイゴがフッと笑う。


「お嬢、俺の理性が効く内に逃げないとダメじゃないですか。」


ミラは勇気を出して言ってみる。


「…。もっとしたい、です。」


ケイゴは困った顔をする。


「はー、貴方はまた俺の理性を壊そうとする。イケナイお嬢様ですね。」


「だって皆んなもーーー」


ケイゴはミラ口元に人差し指でシーをする。


「お年頃の皆さんが、そういう話をするのは仕方ありません。寧ろ大切な事だと思います。でも、焦ってするのは違います。もっとお互いに大切にしたいって気持ちを伝え合う、最大のコミュニケーションなんですよ。」


「…でも…。ケイゴだってお年頃なんでしょ?」


「(^_^;)まぁそうですね。」


「じゃぁ…。」


「親分に殴られますよ。」


「…ケイゴは私を好きでいてくれてるんじゃ無いの?それとも私に魅力が無い?胸が無いから。」


「そんな訳ないでしょ!!はー。ミラの事は愛してるよ。でも、今はこれ(キス)で我慢して欲しい。俺がひとり立ちした時に、ミラの全てを俺が貰うから。それまで待ってて欲しい。」


「…。」


「不安がらせない様に努力するから。」


「…。」


「その間に他の男を好きになってもいいよ。まぁ、そうはさせないし、なっても取り戻せる自信しかない。それにミラ、まだ心の準備が出来て無いでしょ。」


ミラは目を見開く。


「フフッ分かるよそのくらい。ずっと一緒に居たんだから。こういう事はね、ちゃんと準備が出来てからじゃいとお互いにとって良くないんだ。だから、周りに言われて焦ってするものじゃない。いいね?」


ミラは頷く。それを見てケイゴは優しく微笑む。


「なんか先生みたい。」


ケイゴは妖しく微笑み、耳横で囁く。


「先生ですからね。そのうち貴方だけにオトナの特別授業をしてあげますから、それまでは他のヤツから受けてはいけませんよ。」


イタズラっぽい笑顔にぽーっとなる。真っ赤になったミラの耳にチュッとリップ音が届く。更に顔を紅くした事にケイゴは満足する。


ケイゴがミラの隣にコロッと落ちてくる。「夜のお勤めまで、もう少しだけ。」


ミラはケイゴに抱きしめられ、幸せな気持ちで瞳を閉じた。


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