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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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パーティーの後始末〜暗躍3〜

樹はケイゴに呼び出されていた。


「何で僕がケイゴくんに呼び出される訳?」


「あぁ、貴方がお間抜けをお働きになってから、初めて会いますねぇ。先日のパーティーでの失態をお忘れですか?橘様。」


「…(バツの悪い顔)お間抜けって!…その点については、反省している。」


***回想


ミラをパーティー会場から連れ帰る時、お姫様抱っこしていたケイゴが、樹、亮平、レイに会う。


「見つかったか!良かったケイゴくん!」


「あー、橘様。貴方ピンクって言いましたよね、どこがピンクなんでしょう。まさかパートナーのドレスの色すら把握出来てない男がいるなんて、とても勉強になりました。」


「ゔ」


たっぷりイヤミを言い、みんなの前を横切る。



***



「今日はその責任をとってもらう為にお呼びしました。」


「…。」


「パーティーでミラを1人にした結果、お酒を飲まされミラをキスマークだらけにさせられました。この落とし前、どう付けますか?」


樹はキスマークに「え!?」という顔をして、眉根を寄せる。少なくても他人にキスされて嫌ぐらいには、ミラの事を思っているらしいとケイゴは思う。


「落とし前って言われても…。酒を飲ませたのもキスマークつけたのも僕じゃーーー」


その言葉を、ケイゴは遮る。


「少なくとも、肋骨2本はかたいでしょうね。実害があったのですから、親分だったらもっとでしょうね。」


樹はそれを聞いて顔を青ざめさせる。現にケイゴは学園内でミラを見失った時、親分から肋骨にヒビを入れられるくらいには殴られた。


「あ…あ…」


「ですが、お嬢はそれを望みません。今回の事は全てお嬢の胸の内です。お酒も気づかずのんだと親分に話しています。ですから俺もそれに従います。」


意外と従順だと樹は思う。


「その代わり、俺の下僕になってもらいます。」


「は!?何でお前ーーー」


「何か文句でも?」


怒気を孕んだ低音ボイスに気圧される。既に誰かをやってるんじゃないかという空気。今は正業だが、元々は裏稼業の流れを汲む家の脅しは半端ない。


「分かったよ。」


「あぁ?」


「分かりました、ケイゴ様。」


「分かったんなら、早速コレを手配しろ。」


そう言ってケイゴは紙を手渡す。それを見た樹は、「準備ができたら連絡します。」と帰って行った。



***


そんなやり取りを全く知ら無いミラが帰宅する。樹とのやり取りは、ミラに見せ無い為に学校の時間に行われた。1番の理由はミラと樹が合わ無い様にする為である。ミラが樹と会うのが嫌だということはある。しかし1番の理由は、樹が「ミラの家なのにミラに会え無い」という嫌がらせだった。


「お帰りなさいませ、お嬢。」


「ケイゴ、ただいま^_^」


ミラはいつもと同じ様に笑顔で答える。迎えたケイゴは、いつもと違う空気を纏い、ミラに近づく。


「お嬢、少し話があります。お部屋に伺ってもいいですか?」


「うん。いいよ。」



***



部屋に着く。ケイゴは扉を雑に閉めたかと思うと、まだ制服姿のミラをベッドに押しキスをする。


「!!」


何度も何度も角度を変え、息継ぎもさせてもらえない。ミラは「んーんー」と声を出すが、両手をがっつり掴まれ、膝で足も固定されていて抵抗が出来ない。


ミラは諦めて、と言うかいつの間にかキスに酔いしれてしまい、無抵抗となる。それを感じたケイゴはフッと笑って、口付けを深くする。


唇を離した時、「もっと…」と微かに聞こえ、今度は暖かいキスをする。その唇が、首筋や鎖骨、胸元まで降りる。ミラは放心しながら、甘んじて受ける。ケイゴの手が太ももを撫でるが、ミラは抵抗しない。


「制服のままで男に好きな様にされて無抵抗なんて、いやらしいですね。」


ケイゴは妖艶に微笑む。


「ケイゴにら何されても嬉しい。」


「\(//∇//)\またこの人は…。俺、怒ってるんですよ!無理矢理あなたを自分のものにしようとしてるんですよ!欲望をぶつけようとしてるんですよ!」


「…嬉しい。」


微笑む。ケイゴはタジタジで額を押さえている。


「何に怒ってるの?」


「色々です。まず、橘様にエスコートされたこと、パーティー関連で橘家にお泊まりしたこと、橘様にはずーと会ってたのに、俺には会わなかったこと。それから、パーティー会場で突然居なくなって、初対面の男を誘惑してキスして痕まで付けされて。1番は俺を信じてくれなかった事です。」


珍しく子供っぽく口を尖らせているケイゴ。いつもは妖艶な笑みで余裕な感じで説教臭いのに。


「ごめんなさい。でも、そんなケイゴも可愛くて好きよ。」


凄く良い笑顔でニコニコしているミラを見て、諦めた様な困った様な目で見るケイゴ。


「あぁーもー!俺は怒ってるんですよ!」


「分かってるわよ。」


「じゃあ、ご機嫌をとってくださいよ。」


ちょっと考えて、


「あっ、そうだ!1日ケイゴの秘書になるっていうのはどう?ケイゴ最近忙しくて一緒に居られなかったし、ケイゴの秘書になれば1日ずっと一緒に居られるもん!私もケイゴがずっと冷たくて、寂しかったんだから!」


『寂しかった』と聞いて嬉しそうなケイゴ。更に秘書をするとは。


「秘書ですか?何をするつもりですか?」


「何でもするよ!ケイゴの望んだ事全部!!」


それを聞いたケイゴはニヤっとし、いつもの魅惑の顔になる。ミラの顎に手をもっていき、ケイゴが顔を近づけてくる。


ドギマギして視線を逸らしてしまう。


「ちょっとケイゴ、顔が近いんですけど\(//∇//)\」


「気にしないで。本当に何でもなんて言って大丈夫ですか?」


「大丈夫よ!今回凄く大変だったでしょ?だから、 私ができる事なんでもしてあげたいの。」


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