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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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エンジョイパーティー!

お読みくださり、ありがとうございます!

パーティーの準備期間はあっという間に過ぎた。それもケイゴにほぼ会いないままに。 2週間の間、何回か家に帰ったが、ケイゴはほぼ居なかった。居た日もバタバタとしていて、声をかけられなかった。一瞬目が合った時、ケイゴがフッと笑って近づいて来てくれたが、遠くから呼ばれて行ってしまった。


ケイゴは私と会えなくて平気なのだろうか。私だけがこんなに会いたいと思っているのだろうか。忙しい合間を縫って作ってくれる解説プリントやメールの文も、ビジネスライクだ。


(私達って、本当に付き合ってるのかな?両思いだったとうのは、私の勘違いだったなかな…。それとも会わないうちに気が変わったのかも。)


どんどん不安になってしまう。そんな風に思うのは、ミラがケイゴを愛しているからで。


「どうしたの?」


今にも泣きそうなミラを、もう何度も見ただろう樹が声を掛ける。


「ホームシック…かな?」


ことも無げにミラは答える。その様子を見て、樹は何も知らない振りをする事にした。ケイゴが他の令嬢をパートナーとする事など、今のミラには伝えられなかった。


(例え僕が昔より腹黒くなったとしても、伝えられないな。その代わり、卑怯かもしれないけど僕が支えるから。)



***


夕方、もうそろそろパーティーへ出かける時間だ。そんな時に、ミラのスマホが鳴った。ケイゴからのLINEである。ミラの顔は一瞬にして明るくなり、元気を取り戻した。


「樹お兄様、行きましょ♪」


『なかなか連絡出来なくてすみません、お嬢は元気にしてますか?今日、美しい貴方を見るのを楽しみにしています。早く会いたい。』


LINEの向こう側のケイゴは、きっと真っ赤だろうと想像して、ミラも同じ顔になった。

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