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デートしよう、その頃ケイゴは…。
ケイゴ視点です。
その頃ケイゴは…。
完全下校の見回り中、まだ残っている生徒を発見し声を掛ける。二人はカップルだろう。腰に手を回して深く口付けをしている。
(まじかー(^_^;)声かけづら!よしよし、離れた。)
「君たち、完全下校時間過ぎていますよ。速やかに帰りましょう。」
「あっ!ケイゴ先生\(//∇//)\」
女子生徒が男子の後ろに隠れる。男子の顔も紅く焦っている。
「す、すみません!すぐに帰ります!」
「はい、そうしてください。」
ケイゴがニコッと微笑むと、二人はダッシュで帰っていった。
(ミラともう少し歳が近ければ、学校でこんな事もあったのかなぁー。いや、積極的にやってただろうな(^_^;))
そんなパラレルワールドを想像しながら、ふとミラのGPSを確認する。
(Liseに居る?何で?)
到着時間を確認すると、明らかに車で行った様子。
(誰だ、ミラをあそこに連れてくのは…。)
ケイゴは急いで仕事を片付け、お店に向かうのだった。




