デートしませんか2
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ケーキと紅茶を堪能しているミラとナオ。樹はコーヒーを飲みながら二人に会話を回している。さすがは将来会社のトップに立つ人。色々わかっている。
「どのケーキがすき?」
「私はイチゴのムース❤︎」
「私はオペラです!」
そんな話をしていると、店員さんがVIPの扉をノックする。入ってきた人を見ると、またことある顔が!
「あっ!もしかしてこの間助けてくれた方?確か亮平さん!」
「華峯様ですね。ご無沙汰しております。」
「えっ?何ミラ、こんなイケメンと知り合いなの?それに助けてもらったとは?」
「学校の近くのカフェでおじさんに声をかけられて困ってたところを助けてもらって。」
「へー。私はナオコです!ミラの友達。よろしくね。」
「よろしくお願いします。お茶のおかわりをお待ちいたしました。」
亮平は優しく微笑みながおかわりを入れ始める。それはとても優美で見惚れてしまう。女子二人がガン見している。
「あっ、あのー、お嬢様方、あんまり見つめられると恥ずかしいです\(//∇//)\」
「あっ、ごめんなさい。あまりにも美しくてつい。」
「う、美しい…。また何かあれはお申し付けください。それと同い年ですから、敬語は必要ありません。失礼致します。」
苦笑いしながら退室しようとする亮平にミラが声をかける。
「待ってください!あの、亮平さんにあの時の御礼がしたいんです。良ければ連絡先を交換してくれませんか?」
上目遣いでじっと見つめるミラ、その積極的な行動を面白げに見るナオ、デート中なのに!と目の前で男をナンパされて複雑な表情の樹。変な空気が漂う。
「…はー。降参です。分かりました…。LINE交換しましょう。それと『さん』付けも敬語もやめてください。」
「分かった。ありがとう、亮平くん!」
ミラはやっとお礼ができると喜んでLINEを交換している。樹は不愉快な感じながらも、ミラの『100%お礼がしたい』オーラに何も言えなかった。




