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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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デートしよ!

お読みいただきありがとうございます。

キーンコーンカーンコーン…


下校時刻、ミラはナオと話をしながら校門に向かっていた。そこに黒塗りのセダンが止まっている。見るからに高級車たと分かり、前を通る人の視線を集めている。


ナオはチラッと視線をやるが、車には興味がない為さして気にしなかった。ミラは家業の関係で高級車に慣れているので、ノールックで通り過ぎようとしていた。


「あっ!良かった、会えて!」


樹がニコニコしながら、ペッカペカの車から降りて手を振っている。


ミラは自分へ言っているのだと思っておらず、そのまま過ぎ去っていく。全く樹だと気付いていない。


横を過ぎられた樹は慌ててミラを追いかけ、腕を掴んで振り向かせる。


「ミラに話しかけてるんだよ?」


「あれ?樹お兄様?何でこんな所に?」


樹とナオはそれぞれ苦笑いをしている。


(いや、完全にこっちに向かって話しかけてたでしょ。ミラって…(^_^; ))



「昨日は突然婚約の話をして、びっくりさせちゃっただろ?だからまずはデートしようと思って、迎えに来た。」


「すっごく行きたいんだけど、今日は課題がいっぱいなんだよね。また誘って!じゃぁね!」


(えっ?こんなイケメンからの誘いを、課題を理由に断るの!?)


ミラはそのまま去ろうとするが、樹は再び腕を掴んだ。


「なら課題を教えてあげるよ?」


「わざわざ申し訳ないよ!家には教えてくれる人も居るし。」


「そいつは帰りが遅いだろ?」


「8時くらいには帰って来るから大丈夫だよ!」


(ゔっ手強いな(^_^ ; )ミラと一緒にいる時間を作るにはどうすれば…。あっこれなら断らないはず。)


「………ミラに相談があるんだよ。のってくれない?」


「勿論いいよ!でも今日は無理なんだ。課題がかなり出てて…。LINEで内容を送ってくれる?」


(断る口実じゃ無くてマジな話なんだ…。)


「なら尚更教えてあげるよ。高校生の問題くらいなら教えてあげられるよ。」


「…樹お兄様と二人にならないようにしたいの。心配させたくないから。」


「ならお友達も一緒にお勉強どう?」


「え!私ですか!?私はーあー(ミラがメッチャ期待の眼差し!)ご一緒します…。」


「じゃぁそうしよう!どうぞ乗って。」


樹が紳士的にエスコートしてくれる。女子二人をリアシート、自分はナビシートに乗った。


「若様、どちらへ行かれますか?」


「うーん。Lase。」


「かしこまりました。」


***


Laseとはケイゴの友達が経営しているお店だ。ケイゴとも以前訪れた。夜は会員制のバーだが昼間はカフェだ。と言っても学生が課題をやるのに何時間も居座れるような場所では無く、値段もマダム向けの落ち着いた空間だ。


お店に着くと店員さんが数名で迎えてくれ、奥のVIPルームに通される。


「ここ、よく来るの?」


「あーそうだね。仕事関係で夜に来ることが多いかな?夜はバーなんだよ。」


「知ってる、前に来たから。」


(ゔん?)


「彼と来たの?」


「うん、カフェタイムにね。友達が働いてるんだって。」


(良かった。あいつも良識はあるらしい。夜は部屋も取れるからな。)


「何か私場違いじゃ無い?ミラは来たことあるから良いけど(^^;)」


「そんなこと無いよ。ナオコさんも好きなの頼んでね。」


「あ、ありがとうございます。」


ナオとミラが一緒にメニューを見ると、値段が書いてない。二人は閉口しお互いを見る。


(ねぇ、値段が書いてないんだけど!?)


(私もびっくりした!)


(えっ?来たことあるんじゃ無いの?)


(あるけど、その時はスーッと持ってきてくれたからメニュー見てないもん。)


(えー!?じゃぁどうすんの?高いんじゃ無い?)


(桜花に初等部から通ってるんら、お嬢様でしょ?)


(言っとくけど、富裕層じゃ無いから。ちょっと一般よりお金があるレベルの人も多いから。だから普段は値段も付いてるもん!)


二人は目で会話する。すると固まった二人に樹が声を掛ける。


「好きなのあった?」


「え、あ、い、あ、」


しどろもどろに目が泳ぐ二人。


「どうしたの?」


「えーっと、値段が…ね…?」


「値段?気にしなくていいよ。」


(まさか、書いてあるメニュー渡された?)


「でも書いてないんだよ!高いんじゃないの?」


「あはは。そんなこと気にしなくて良いよ。大丈夫。ここを払ったくらいで破産しないから。好きな子とそのお友達の前だ。格好つけさせてよ。」


樹はちょっと恥ずかしそうに微笑む。その笑顔にミラは懐かしさを覚える。ナオは何やら紅くなっている。ケイゴは色気お兄さんといった感じだが、樹は頼れるお兄さんタイプだ。はにかんだ笑顔が可愛い。


「じゃぁお言葉に甘えて、私はローズヒップティがいいな!」


「私はアルグレイにします。」


「分かった^_^」



***


紅茶が運ばれてくる。後ろからはケーキの盛り合わせが。


「ここ、ケーキも美味しいそうだよ^_^折角だから頼んでみた。」


(優しい!!)ナオからの株が更に上がった。


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