裏❗️ケイゴからまた世界。
今回は続きではなく、荒木のお店での裏側です。
「こんにちは。華峯ミラです。」
ミラが俺の親友の美琴に挨拶をしている。不思議な感じだ。彼女を紹介なんてした事がない。
「女性に先に名乗らせるなんて、紳士の名折れ!荒木美琴です。ケイゴとは、高校からの付き合い。」
美琴がミラの手の甲にキスする。
(何やってんだよー。触るな!しかもキスすんな!外人じゃあるまいし!)
「おい、人の女にちょっかい掛けんな。触るな!喋るな!」
ケイゴは捲し立てながらチョップを喰らわせ、ミラから剥がし壁に追いやる。荒木はニヤニヤしながらも、「悪かったよ。」と両手でごめんポーズをする。
(ふん。)
荒木を解放し、今度ミラの方に近づく。
「そしてミラ!」
「え?な、何?」
ケイゴはクッとミラを見つめ、声のトーンを落としてねっとりと話す。
顎に手を置き、見つめ合う感じになる。
「貴方、今紅くなりましたねー。そんなに荒木とのキスが良かったですか?」
ミラが後退ると、後ろのソファーに倒れる。
(ちょっ!パンツ見えるぞ!何やってんだ!今日はスカート短いんだから、気をつけろよー。それにオフショルなんだから、胸元も乱れる!他の男に見られてたまるか!)
ケイゴはミラに覆い被さり、体を隠した。
(…黒…か。攻めてるな。)




