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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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手紙2

洗濯機があるとはいえ、大量の衣服。中にはシミや繊細な刺繍の入った物は手洗いしなければならず、大変だ。でも元々庶民なミラはバリバリ働く。


『貴方、結構上手いね。』


『ありがとうございます!』


皆んなもミラの頑張りにそれぞれゆっくりな言葉で話しかけてくれる。


一通り終わったら皆んなでお茶休憩。

ワイワイしながら美味しい紅茶とお菓子を頂く。


それからも各部屋の掃除やお庭の手入れなど、様々なお手伝いをして皆んなで食事を囲んだ。

ミラのお世話係になった掃除リーダーメイドのサラは、ミラに簡単な言葉でゆっくり話してくれる優しい人だった。


『寝る部屋はここを使えば良いわ。次の子が来るまでは1人部屋ね。明日からは自分で整えてね。朝食は6時よ。それまでは自由だけど、大体皆んな5時くらいには起きて準備を始めてるわ。』


『はい、分かりました。今日はありがとうございました。明日も宜しくお願いします。』


『ええ。ゆっくり休んでね。』



***



翌日は朝食を食べたら各客室のシーツ交換。どんどん先輩達と一緒に替えていく。


『ここは日本から来ている亜月ケイゴ様という方が泊まられている部屋よ。』


(ケイゴ!同じところにいたんだ!会わなかったなぁ。)


『私はまだお会いした事がないんだけど、若くて紳士的でかっこいいそうよ!でも忙しくて寝に帰って来てるだけみたいな感じらしいわ。こんな生活なら王宮に泊まった方が休まるでしょうに。』


『何で離宮に来るんでしょうね?』


『さぁね。もしかしたら、離宮の人の中で気に入った人がいるのかもしれないわね。』


『離宮には他にどなたが滞在されているんですか?』


『うーん?今はケイゴ様ともう1人アレクシス様っていう方がが滞在されているわ。』


『女性はいないんですね。』


『ここは基本的に男性が宿泊される離宮なのよ。』


『そういうのがあるんですね?』


『ええ。だからこの離宮は中庭が小さめでその代わり遊技場やバーがあるわ。』


『へー、そうなんですね。』


『さあ、掃除も終わったしシーツを変えたらこの部屋は終わりよ!』


『はい!』


『さぁ、じゃぁ次に行くわよ!』


そう言ってサラが後ろを向いた瞬間に、ミラはケイゴの枕にそっと自分のバラの香水を少し吹き付けた。


(よく眠れます様に。)


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