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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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忘れた頃に結果はついてくるものです。

「ねぇ、聞いて!私seven peaceの下着買っちゃった!フルオーダーで!」


「えっ!今ちょー話題になってるやつだよね。逆ハのCMの。」


「そうそう!この間その新ブランドお披露目ショーに招待されて行ってきたんだけど、可愛いのにちょっとエロくて一目惚れしちゃってた!即お父様にお願いしてフルオーダーの予約取って、急いで作らせて今日着てきたの!」


「えー!いいなぁ!」


「めっちゃ気分上がる!」


クラスの一軍女子マキ、ユイ、アコがそんな話で盛り上がっているのを、クラスの男子達はソワソワしながら聞いている。ミラとナオにも、その話は漏れ聞こえる。


「旬の話をするなとは言わないけどさぁ、下着の話を大声でしすきだわ…。」


ナオは呆れた様に言う。


「ま、まぁ確かにちょっと居心地悪いけどね(^◇^;)」


更に1軍は続ける。


「メイドが言ってたんだけど、駅にポスターも貼ってあるんだって。」


「へー。」


「顔は映って無いけどさぁ、あの女の子の体理想的だよね。」


「うん。スタイル良いのに胸やお尻は大き過ぎず小さすぎず、ギリギリ品のあるエロさみたいな。」


「分かる!ヘルシーなのに程よいみたいな!」


「それにあの男の子達の触り方も絶妙!下品さがない!体からは色気ダダ漏れなのに。絶対イケメンだと思う!」


「女慣れしてるよね。」


ミラはその話を聞いてすごく顔を赤らめる。それに気づいたナオはビックリする。


「ミラ!?どうしたの?真っ赤だよ!熱?保健室行こう!」


「だ、大丈夫!ちょっと。レストルーム!」


そう言って走って教室を出るミラが向かった先は、当然保健準備室ケイゴのいるところだ。


突然走り込んできたミラにケイゴは驚くが、取り敢えず座らせる。


「一体どうしたんですか?連絡もなしに来るなんて。」


「だってー!」


ミラの赤い顔を見て怪訝な表情だ。ミラは恥ずかしすぎて体の事は言えなかったが、広告が話題だということを話す。


「良かったじゃないですか。俺らの夏休みが無駄にならなくて。凄く売り上げいいみたいですよ。既製品も売れてますけど、フルオーダーメイド部門は特に好調みたいで。」


「(//∇//)」


「CMや広告の感想も届いてますよ?モデルがいい体してるって。」


「!!」


「俺は仕事とは言え、ミラのあんな姿を他の男に見られるのは、凄く嫌で嫉妬してしまいましが、ミラにお仕置きもしたし今回は我慢しましょう。」


「(>人<////)」


(は、恥ずかしすぎて…もう…。)


「実はちょっと優越感もあるんです。」


「えっ?あ?何?」


すると急に妖艶な目で見てくる?


「この体に触れられるのは俺だけだっていうね。」


「…。」


ミラは呆けている。


「そうでしょ?」


「…」


「そうですよね?」


声を低くしたケイゴが詰め寄る。そして唇が軽く触れた。

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