かぼちゃ祭り8
俺の為にメイクを変えてくれませんか?」
ケイゴは仮装大会で箸にも棒にも掛からなかったミラにそう言った。
「いいけど、メイク道具持ってないから家でね。」
「九条がいます。」
「いや、既にお世話になってるし(^◇^;)」
「九条は華峯家が出資していますから、もう一回くらいメイクしてもらっても大丈夫でしょう。」
「そういう問題じゃ無いんだけど。」
という訳で九条に再び頼むことになった。
***
「ケイゴ君、終わったわよ。」
九条は入口の方へ視線を送る。そこからミラが入ってくる。服装はさっきのセクシーシスター。胸元に丸いカットアウト(中にキャミを着ているので、胸元は見えないが、レースなのでケイゴ的には逆に目が行く)があり、女性のウェストを強調するかの様にキュッとくびれたデザイン。白のガーターストッキングは落ちない様にガーターベルトで留めてあり、それがスリットからチラチラと覗く。
顔は青白い色は落とされナチュラルな肌の色に少し暗めの紅のルージュ。その唇は瑞々しい。
ケイゴとミラの視線がぶつかる。ふっと頬を緩ませるケイゴ。そして急に立ち上がったと 思ったら、ズカズカとミラに近づき壁に追いやり片腕をつく。
「どう?ケイゴ君。ガーターストッキングとガーターベルトにしてみました!可愛いよね!」
九条は無邪気な顔だ。一方ケイゴは無言でミラを見つめ髪の毛を一房取ってキスをする。
「…貴方は神聖な教会の秩序を乱す様ないやらしいシスターだ。俺も惑わされそうだ。」
そう言って顎を掬いキスをする。
「!!ん!ん!(みんなが見てる!)」
ミラは抵抗するが、ケイゴがガッツリ腰を抱いているので身動き出来ない。角度を変えて何回もされる。
「んぁ、ぁ、ん、んぁ、、、」
ミラは繰り返される大人なキスに力が抜けて抵抗が出来なくなる。
「俺の理性をすぐに壊そうとする、イケナイお姫様だね。」
ケイゴの硬いものをお腹の辺りに感じる。それの意味することは、最近分かるようになった。(情報源:滝川、ナオ)
(私で興奮してくれてるんだ…。)
「そんなに顔を蕩けさせて…。本当に俺のものにしてしまいたくなりますね。」
ケイゴはキスをしながらも脚でミラの膝を割り、皆んなには見えない様に敏感なところをグリグリしてくる。
「!!」
(今までこんな事された事ない!今までこんな事された事…ない。なんか…変…。)
ミラは自分の体の疼きに戸惑う。
「け、ケイゴ!」
辛そうな泣きそうな目で見る。
「わ、私体が変!」
「ふふ。大丈夫、正常ですから。続きはミラがもうちょっと大人になったら俺が教えますから、安心して。」
そう耳元で囁く。
バーン!!!
急に大きな音を立てて扉が開かれ、全員でそちらを見る。
「いた!ミラー!」
ケイゴは咄嗟にミラを背後に庇い睨む。
「何ですか、貴方は。」
突然入ってきたフランケンシュタインに訝しげな視線を送るケイゴ。その裏からミラは顔を出す。
「あ、ゆづきさん!よくここが分かりましたね?」
「はぁ?ゆづき?(凄い不機嫌そう)誰?(わざと)」
「オレだよ!忘れんなよー(泣)」
そう言いながら被り物を取る。
「あぁ、お前ね。」
「えっ!ゆづき!ウッソ!スーパーモデルの!?」
「九条、うるさいぞ。」
ケイゴは先輩ではあるが社会的立場では下の九条に冷たい声を出す。キャッキャした九条にイラっとしたのと、ゆづきが来た事で八つ当たりされたのだろう。
ケイゴは自分の上着をサッとミラにかける。ケイゴが夏でも薄い長袖の上着を着ているのは、こういう時に使う為である。(因みに、生理で汚れてしまったスカートを隠す為に使った事もある。備えてるねぇ。)
「ミラ、めっちゃ可愛いじゃん!!」
「近づくな。」
「亜月ケイゴ。何でだよ!」
「大事なお嬢様に変な虫が近づいて来たら追い払うのも俺の仕事だ。」
「喋ってる途中で急にいなくなったから心配して探してたんだぞ、オレは!」
「知らん。どうでもいい。」
スッパリ切り捨てる。
「そうだ!すみません、ちょっと仮装大会に誘われてしまって。ゆづきさんは楽しめましたか?」
「ミラが心配でそれどころじゃなかった。」
「そんな!すみません。今からでも良ければ、案内させてくれませんか?」
「マジで⁉︎じゃぁ行こう!」
ゆづきは珍しく照れくさそうにミラへ手を差し出す。その手が取られる。意外と大きく肉感のない手だ。
「………。(ニッコリ)」
「………。(無)って何で亜月ケイゴが手を取るんだよ!」
「俺がいて他の男に触らせる訳無いだろ。ボディカード兼婚約者だからな。」
「は?婚約者?ミラ、俺の方が若くていい男だぞ。」
「残念ながらお嬢はオトナの男が好きだからな。」
「オレだって年上だ!」
「すぐに人に突っかかってくるやつを大人とは呼ばない。」
「なんだとー!」
そんな2人のやり取りを、嬉しそうにニコニコして見ているミラ。
「ふふ。ねぇ、みんなで回りましょう!ケイゴ案内してくれる?」
「いいですよ?でも、お嬢には着替えてもらいます。」
「ん?」
***
「可愛いですね(〃ω〃)」
「ゔわー…。」
反応は対処的である。それは当然だ。服のサイズがまるで合ってない。
ミラをセクシーシスターで可愛いメイクのままのに放つ事が出来ないと思ったケイゴは、研究室にある自分の着替えをミラに着せた。長袖のボタンシャツとデニム。袖も裾も曲げてもブカブカ。腰はベルトで何とか留まっている感じだ。
「何か…ケイゴの匂いがして恥じかしいんだけど(//∇//)」
「大丈夫、似合ってますから。仮装だと思ってください。」
ケイゴは後ろからミラを抱きすくめる。
「亜月ケイゴ、本当独占欲強いな!」
「うるさいぞ。」
そんな言い合いをしながら、楽しく3人(2人とフランケンシュタイン)で回った。




