さぁ、お仕置きの時間です。
加筆してあげ直しました。
いつも見て下さってありがとうございます!
「お嬢?お手隙ですか?」
ケイゴはミラの部屋の外から声を掛ける。
「いいよ。何?」
今日は土曜日。当然インターンはお休み。ミラは朝食後部屋に篭りケイゴが勧めているciel RoZe 2号店の企画書を読み他のアイディアを考えたり、課題をしたりしている。
「そろそろお茶にしませんか? 」
「わーありがとう!」
「俺の部屋に用意してあるんで行きましょう!」
という事で意気揚々とやって来たが…。
「えっとー、ケイゴ?重たいでしょ?私床に座るよ?自分で食べるし…。」
ケイゴに手を引かれて部屋に入るや否や、ケイゴはベッドの上に腰を掛ける。その膝にミラは座らされ、お菓子を口に運ばれる。
「いえ、お疲れだと思いますので、俺が食べさせてあげます。はい、あーん。」
(メッサ笑顔の圧!)
「あ、あーん…。」
ミラはその圧に押されて食べる。
「ねぇ、どうしたの?」
そう聞くと、サワっと太ももを撫でられる。
「ケ、ケイゴ?今…。」
そう言いかけると、今度は内腿を撫でられる。
「っあ、。」
「どうしました?」
「どうって!今触ったよね?」
ケイゴは笑顔だ。
サワッ
「ちょ!」
今度はお尻だ。
「ケイゴどうしたの?(いつもは私に触れないじゃん。)」
ケイゴは笑顔を崩さない。そして再び内腿を撫で始め際どいところを往復する。
「あっ、んあ、あ、ふっ、、、」
その手つきは優しく触れるか触れないかのソフトタッチで、マッサージの様な、撫でられている様な感じ。くすぐったい様な気持ちい様な。ただ繰り返し撫でられると妙な感覚に侵され物足りなさを感じる。
「っんあ、あ、あ、あ、あぁぁ。」
突然指でつーっとされてそれがまた妙な感覚をはらんでいて…。
「あぁ、っん、っんあ、あぁ…ケイゴ…。」
ミラはケイゴを潤んだ瞳で見上げ、懇願している。
「気持ち良くなって良いんですよ?お嬢はエッチな女の子ですからねぇ。もどかしいんでしょ?」
ケイゴは耳元でそう言うと、ミラをベッドに押し倒す。そして珍しくミラの耳を甘噛みしたり首筋を舐める。そしてリップ音を立てながら胸元までキスが降りてくる。更に
着ていたキャミを少しずらして、胸元の黒子にもキスする。
「貴方はこのイヤラシイ黒子を世間に晒して、どうされたかったんですか?」
不意に唇の温度とは対照的な冷たい瞳がミラに注がれる。
(怒ってる…。)
「ごめん、なさい…。」
その言葉を聞いてフッと嘲笑う。ミラの両腕をケイゴがベッドに押さえつけている。
「はっ。貴方はいつもそうだ。訳も分からず取り敢えず謝る。」
「取り敢えずだなんて!」
「違うなら言ってください、何で謝ったんですか?」
「それは!それは…ケイゴが怒ってるから…。」
「えぇ、怒ってますよ。よく分かりましたね。お嬢より6こも上なのに自制が効かなくてこんな事をしてしまう。」
さっきとは打って変わって、暑い瞳だ。
「もしかして…ヤキモチ妬いてくれるの?」
「────そうだ。これから知らない男が俺の女の体を舐めまわす様に見ると思うと、嫉妬で狂いそうになる。」
脇を舐めるケイゴ。それに反応してしまうミラ。
「あっ、あっ、んんあ、、、。」
(脇ってこんな…。)
「気持ちいですか?そんな反応されると抑制が効かなくなりそうだ。」
珍しく余裕な無さそうなケイゴ。
「どうしてこんな────」
言いかけてケイゴに口を塞がれる。角度を変えて何回も。始めは翻弄され頭がぼーっとなってしまったミラだが、だんだんもどかしくなり積極的に応じ始める。そしてミラは舌でケイゴの唇を舐める。ケイゴは一瞬ビクッとするが軽く唇を開きそれに応じる。ミラは躊躇いがちに舌を右往左往させるが、ケイゴはそれを絡めとる。
(どこでこんな知識を得たんだか…。理性が吹っ飛びそうだ。)
唇が離れる頃には、ミラの息は絶え絶えだ。ケイゴも大きく息を吸う。
「フフッ。」
ケイゴが突然笑う。
「な、何?」
「真っ赤。自分から舌出してきたとは思えない。あはは。」
それを聞いて更に紅くなるミラ。
「もー!揶揄わないでよぉ!私も頑張ったんだから!」
「フフフッ。分かってますよ。俺の為でしょ?俺が怒ってるって言ったから、頑張ってご機嫌取ってくれたんでしょ?」
「\(//∇//)\」
「お陰で機嫌直りましたよ。まぁ他の問題が生じましたが。」
「他の問題?」
「俺、ちょっと冷たい飲み物取ってくるんで、冷めちゃいましたが紅茶でも飲んでいて下さい。」
ケイゴはそのまま部屋を出て行ってしまった。ミラの顔はまだ真っ赤だ。そのままケイゴのベッドに体を預ける。
(ケイゴの匂いだ。)




