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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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さぁ、お仕置きの時間です。

加筆してあげ直しました。

いつも見て下さってありがとうございます!

「お嬢?お手隙ですか?」


ケイゴはミラの部屋の外から声を掛ける。


「いいよ。何?」


今日は土曜日。当然インターンはお休み。ミラは朝食後部屋に篭りケイゴが勧めているciel RoZe 2号店の企画書を読み他のアイディアを考えたり、課題をしたりしている。


「そろそろお茶にしませんか? 」


「わーありがとう!」


「俺の部屋に用意してあるんで行きましょう!」


という事で意気揚々とやって来たが…。


「えっとー、ケイゴ?重たいでしょ?私床に座るよ?自分で食べるし…。」


ケイゴに手を引かれて部屋に入るや否や、ケイゴはベッドの上に腰を掛ける。その膝にミラは座らされ、お菓子を口に運ばれる。


「いえ、お疲れだと思いますので、俺が食べさせてあげます。はい、あーん。」


(メッサ笑顔の圧!)


「あ、あーん…。」


ミラはその圧に押されて食べる。


「ねぇ、どうしたの?」


そう聞くと、サワっと太ももを撫でられる。


「ケ、ケイゴ?今…。」


そう言いかけると、今度は内腿を撫でられる。


「っあ、。」


「どうしました?」


「どうって!今触ったよね?」


ケイゴは笑顔だ。


サワッ


「ちょ!」


今度はお尻だ。


「ケイゴどうしたの?(いつもは私に触れないじゃん。)」


ケイゴは笑顔を崩さない。そして再び内腿を撫で始め際どいところを往復する。


「あっ、んあ、あ、ふっ、、、」


その手つきは優しく触れるか触れないかのソフトタッチで、マッサージの様な、撫でられている様な感じ。くすぐったい様な気持ちい様な。ただ繰り返し撫でられると妙な感覚に侵され物足りなさを感じる。


「っんあ、あ、あ、あ、あぁぁ。」


突然指でつーっとされてそれがまた妙な感覚をはらんでいて…。


「あぁ、っん、っんあ、あぁ…ケイゴ…。」


ミラはケイゴを潤んだ瞳で見上げ、懇願している。


「気持ち良くなって良いんですよ?お嬢はエッチな女の子ですからねぇ。もどかしいんでしょ?」


ケイゴは耳元でそう言うと、ミラをベッドに押し倒す。そして珍しくミラの耳を甘噛みしたり首筋を舐める。そしてリップ音を立てながら胸元までキスが降りてくる。更に

着ていたキャミを少しずらして、胸元の黒子にもキスする。


「貴方はこのイヤラシイ黒子を世間に晒して、どうされたかったんですか?」


不意に唇の温度とは対照的な冷たい瞳がミラに注がれる。


(怒ってる…。)


「ごめん、なさい…。」


その言葉を聞いてフッと嘲笑う。ミラの両腕をケイゴがベッドに押さえつけている。


「はっ。貴方はいつもそうだ。訳も分からず取り敢えず謝る。」


「取り敢えずだなんて!」


「違うなら言ってください、何で謝ったんですか?」


「それは!それは…ケイゴが怒ってるから…。」


「えぇ、怒ってますよ。よく分かりましたね。お嬢より6こも上なのに自制が効かなくてこんな事をしてしまう。」


さっきとは打って変わって、暑い瞳だ。


「もしかして…ヤキモチ妬いてくれるの?」


「────そうだ。これから知らない男が俺の女の体を舐めまわす様に見ると思うと、嫉妬で狂いそうになる。」


脇を舐めるケイゴ。それに反応してしまうミラ。


「あっ、あっ、んんあ、、、。」


(脇ってこんな…。)


「気持ちいですか?そんな反応されると抑制が効かなくなりそうだ。」


珍しく余裕な無さそうなケイゴ。


「どうしてこんな────」


言いかけてケイゴに口を塞がれる。角度を変えて何回も。始めは翻弄され頭がぼーっとなってしまったミラだが、だんだんもどかしくなり積極的に応じ始める。そしてミラは舌でケイゴの唇を舐める。ケイゴは一瞬ビクッとするが軽く唇を開きそれに応じる。ミラは躊躇いがちに舌を右往左往させるが、ケイゴはそれを絡めとる。


(どこでこんな知識を得たんだか…。理性が吹っ飛びそうだ。)


唇が離れる頃には、ミラの息は絶え絶えだ。ケイゴも大きく息を吸う。


「フフッ。」


ケイゴが突然笑う。


「な、何?」


「真っ赤。自分から舌出してきたとは思えない。あはは。」


それを聞いて更に紅くなるミラ。


「もー!揶揄わないでよぉ!私も頑張ったんだから!」


「フフフッ。分かってますよ。俺の為でしょ?俺が怒ってるって言ったから、頑張ってご機嫌取ってくれたんでしょ?」


「\(//∇//)\」


「お陰で機嫌直りましたよ。まぁ他の問題が生じましたが。」


「他の問題?」


「俺、ちょっと冷たい飲み物取ってくるんで、冷めちゃいましたが紅茶でも飲んでいて下さい。」


ケイゴはそのまま部屋を出て行ってしまった。ミラの顔はまだ真っ赤だ。そのままケイゴのベッドに体を預ける。


(ケイゴの匂いだ。)

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