お嬢との喧嘩〜ケイゴ視点〜
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お嬢が俺と距離を置きたがっている。あの時落とし前とかさせなきゃ良かったと後悔しても、時既に遅し。何でこんな事になってしまったんだろう。
お嬢は俺の事が重荷だったのか。それとも俺のあの態度が気に入らなかったのだろうか。
「どちらにせよ嫌われてしまったな…。」
あの後俺は美琴の家に来ている。
「ケイゴ、何があったよ?こんな早朝に俺ん家来て。」
「…ミラと距離を置く事になった。」
「………は!?もう一回言ってくれる?」
ケイゴはヤケになり声が大きくなる。
「だから!ミラと距離を置く事になったって言っただろ!」
「お、怒んなよ。ちょっと紫苑も呼ぶわ。」
「別に態々呼ばんでも。」
「いや、俺じゃ抱えきれんわ!」
暫くして紫苑が到着する。
「まさかこんな早朝に呼び出されるとは…。美琴はもうちょっと常識を身につけた方が良いよ。」
「紫苑、悪いな。」
俺のせいで怒られる美琴を一応援護する。すると紫苑はフッと笑う。
「いいよ。ケイゴのピンチなら来るしか無いだろ。で?何で距離置くの?」
「ミラが置きたいって言ったから。」
「いやいやいや。拒否しなよ(^◇^;)」
「…出来なかった…俺がミラの可能性を狭めたく無い…。」
「…ミラちゃんはこれからもっと魅力的な女性になるよ。」
「…分かってる。だから離したく無かった!でも!」
ケイゴが珍しく辛そうな顔で吐露する。美琴と紫苑はお互いに視線を交わす。
「良い男だなぁーケイゴは。」
明るい声で美琴はケイゴの肩に腕を回す。その声も表情もわざとだと分かるのは、3人の付き合いが長いからだろうか。
「よし!ケイゴもフラれるんだなぁーって安心したわ!俺に勇気をありがと!」
「お前、ふざけんな。俺は…。」
ケイゴはその後の言葉が継げないまま俯く。紫苑もケイゴの肩を優しく叩いた。
***
美琴の家にはバールームがある。日本酒、ワイン、カクテルなどどんな飲み方でも対応できるように色々と揃っている。
「飲むか?」
美琴がワインを渡してくる。
「こう言う時こそ飲んで忘れろ。」
「…。」
「僕にはシャンパンくれる?」
「あいよ。」
美琴がバーのオーナーらしくカクテルを作って紫苑に渡す。
「いや、カクテルじゃ無くてもシャンパン…。」
「新商品だ。気にするな。」
紫苑は無表情でそれを飲みケイゴに話をふる。
「ケイゴはさぁ、あんまりお酒飲まないよね?」
「まぁ。何かあった時に酔ってたら役に立たないからな。ミラを守るためには飲んでる場合じゃ無い。」
「ストイックだねー。」
「好きな女を守る為なら何だってする。」
「ふふ。ケイゴはそれで10年以上仕えてる し。」
「あぁ。それが一瞬で…。」
「でも大切な時期何じゃ無いの?2人にとって。」
「…。」
「ミラちゃんに少し時間をあげては?お互いに頭を冷やして、次を考えよう。」




