海水浴3
加筆修正しました。
「は?彼氏の登場かよ。カッコつけやがって。」
「彼女を返してもらおう。」
ケイゴはミラの肩をずっと抱きその場を去ろうとする。何故ならミラの目が「穏便に!」と訴えていたからだ。
「おい、何無視してんだよ!」
男がケイゴの肩を掴もうとした瞬間、ケイゴは身を翻しかわす。そのままミラを引っ張って逃げ人混みに紛れる。
「くっそ!見失った。」
「やれそうな子だったのになぁ。」
「あぁいうのが夜はスゴイかったりすんだよ。ギャップヤバイ!」
***
「ありがとう、ケイゴ。穏便に済ませてくれて。」
「…お嬢、貴方はいつどこでも厄介事を持って来ますね。」
ケイゴはジト目だ。
「ゔ…あー海入ろっとー!」
ミラは急に走り出して海へ入る。
「わー!気持ちいい!!ケイゴもおいでよー!」
「…俺は濡れたくありません。」
「そんな事言わずにおいでよー!冷たくて最高よ!」
ミラは既に腰まで入っている。ケイゴは渋々「ハイハイ」と言っているが、なかなか入ろうとしない。
バシャン!
ミラがケイゴに水をかける。ケイゴの胸あたりに盛大にかかる。
ケイゴの「うわー(サイアク)」という声が聞こえる。ケイゴは諦めて水に入ると、ミラがバランスを崩して転びそうになり、慌てて腕を掴む。
「お嬢、ふざけていると危ないですよ!」
「ごめん(^◇^;)ありがとう。」
暫く水を掛け合って(と言うか、ミラが一方的にはしゃいで水をかけて来て、ふらついたところをケイゴが掴んで助ける時に水がかかる)お昼ご飯の時間になる。
「お嬢、そろそろいいでしょ?もうご飯の時間です。さっき買ったやつも届けて貰ってましから、上がりますよ。」
「はーい!」
ミラはケイゴに手を引かれ素直に海から上がる。
「お嬢、何が食べーーー」
そう言いながら振り返ったケイゴは、自分の行いを後悔することになる。そこにはずぶずぶに濡れて白いラッシュガードとパレオが肌に纏わり付く女性がいた。ピタッと肌に吸い付いている為、ボディラインがクッキリして、無い時よりも妙な色気を出してしまっている。特にビキニラインなんて、足の間に食い込んでいる様に見え非常にエロい。
「お嬢、一旦上のものを脱いで下さい。」
「えっ!何で?」
「体に纏わりついて気持ち悪いはずです。絞りますから。」
「…さっきは人前で脱ぐなって…。」
「ゔ。KAHO家の威信に関わることですから。」
「?分かったわ。」
ミラは素直に脱いでケイゴに渡し絞ってもらう。
「さっきより断然いいねーありがとう!」
「大した事では。」
ミラはまた大人しくラッシュガードとパレオを着た。しかしラッシュガードはサラッとしているがパレオはそうでは無く、少し歩くとすぐに足に纏わり付いて下半身を強調してしまう。
(エロい、エロすぎる(//∇//)こんなの他のやつに見せられるかー!でも俺が着ろって言ったのに脱いでもらうのも…どうすれば…。)
「ミラ!ケイゴ様!いたいた!」
前から2人を探しに来た瑛太が声を掛ける。
「瑛太さん!迎えにきてくれたんですか?」
「うん、2人が遅かったから。ご飯の準備出来てるよ!」
「今忙しい時間じゃないですか?抜けて来ても大丈夫だったんですか?」
「今皆さんが手伝ってくれてるから大丈夫。寧ろ、土地勘があるから探してこいって言われた。早く行こう!」
「ありがとね^_^」
瑛太はミラの格好について、ケイゴに耳打ちする。
「…あの、ケイゴ様。お嬢様はこのままで大丈夫なんですか?」
ケイゴはギロっと睨む。
「何がだ。」
「えっ!?あー俺が汚れてるだけかも知れませんが、見る人が見たらあのパレオは…男を掻き立てると思うんですけど…?」
やっぱりかぁと思いケイゴは自分のラッシュガードをミラの腰に巻く。ミラは訳が分からないという顔をしているが仕方がない。
***
お店はとても賑わっている。
「おーお帰りなさい、お嬢。」
「ただいま、みんな^_^ちょっと着替えて来るね。」
「ミラちゃん、シャワールーム使ってね。」
「ありがとうございます!ケイゴ、シャワールーム使って良いって!先に浴びる?」
「お嬢を差し置いて浴びれる訳ないでしょ!早く行って下さい。」
「髪も洗いたいし、長くなるよ?」
「良いから行って下さい。」
ケイゴはちょっと怒り気味にミラをシャワールームの方へと押す。
「ありがとう。じゃぁお先に。出来るだけ急ぐから待っててね。」
「ゆっくりで良いですよ。」
「いや、急ぐよ!」
ミラは早足でシャワールームへ行った。




