筋肉は裏切らない?3〜ケイゴ視点〜
昨日アップしたのもを修正しました。
いつも応援ありがとうございます‼️
お暇ならごゆるりとお過ごしください^_^
ブックマークやイイネをいただけると嬉しいです♪
おヒマならコメントくれたら嬉しいな\(//∇//)\
お嬢からメッセージが届く。
「切るね。」
普段お嬢をGPSで監視しているが、聞かれたく無い話などの時は心配しない様にこんなメッセージが届く。ただいつもなら必ず納得できる理由が付けられている。しかし今日は「切る」だけ。
(何だろう…?)
今日は面会やその他の予定はないはず。理由もつけないなんて絶対変だ。そう思った俺は、急いで家へ電話する。
『タミさん、お嬢から何か聞いていませんか?』
『親友の為とかおっしゃられていたわ。』
『分かりました、ありがとうございます。俺が対処しますので、内密に。』
『はいね。』
***
「ナオコお嬢様、亜月様がいらっしゃいました。」
ナオコは観念した顔をし、ケイゴが待つ応接室へ行く。
「ケイゴ先生、お待たせしました。」
「単刀直入に聞く。お嬢はどこだ。教えてもらおうか。」
ケイゴはいつに無く冷たい顔で睨む。ナオコはこんなケイゴを初めてみる。いつもは物腰柔らかでみんなに優しく人気者。しかし今は明らかに怒気のオーラを醸し出す、恐怖を与え近づき難い『KAHO家の亜月ケイゴ』だ。綺麗な顔程冷たく感じる。こういう一面がKAHO家を恐る理由のひとつだろう。
「……峯華楼です。」
(峯華楼?)
「何の為に?」
「その…お見合いの…その…代わりに出てもらいまして…。」
「分かった。例え生徒でも関係ない。ちゃんと責任は取ってもらう。大人しくしていろ。」
「…はい。」
ナオは恐怖の色を滲ませながらやっとの思いで声を出した。
***
ケイゴは急いで峯華楼へ向かう。丁度帰宅の時間と被り、なかなか進まず苛立つが、なんとか峯華楼に着く。スタッフに個室の方へ案内はされ近づくと、男女の言い争う声が聞こえてくる。だんだん内容もハッキリ聞こえてくる。
(ここだな?)
「骨格筋が硬すぎるんです!抱かれごこちが悪い!放して!!」
「………え。」
(えっ?何?骨格筋?それより抱かれごごちだと!?)
ケイゴは入り口の前で立ち止まる。その顔は顔をしかめられている。暫くそのまま待機しタイミングを伺う。
「だから、骨格筋が硬いんだって!」
「こ、骨格筋…?」
「あなたのご自慢の大胸筋や上腕二頭筋、上腕三頭筋のことですよ!!!」
(意外と詳しいな。というか、一体どんな状況なのか…。)
「こ、」
「だから骨格筋だってば!」
「そ、」
「硬すぎるんです!苦しいです!骨格筋が硬い人は嫌です!放して!」
(骨格筋、骨格筋って…。つまり無理矢理抱きしめられて骨格筋が硬くて嫌だったという事か?…抱きしめられてそんな感想、色気なさすぎだろ。それにしても俺の時もお嬢はそう感じてたのかな…。プライドが傷つく…。はー。)
ケイゴは困惑しながら声を掛ける。
「あのー、失礼します。お嬢様お迎えに上がりました…。」
「…け、ケイゴ…。」
お嬢の声は明らかに動揺している。
「え!あ、え?亜月ケイゴ?」
あぁん( *`ω´)?お前に呼び捨てされる覚えはねぇ。
ケイゴが睨むと福島はジャンピング土下座をする。
それから少し話すがこの男とは話す価値がないと判明。更に苛立たせる言葉を発する福島。
「では貴方でいいです!僕は貴方と喋っていて気に入りました!女性の好きなマッチョですし、辛いものも一緒に食べられます!お化け屋敷だってお付き合いしますよ!女性は絶叫マシーンも好きですよね、僕も大好きですから一緒に乗れないビビりとは違います!!それからーーー」
(マジ何だコイツ。殺されたいのか!)
******
無言で車に乗り込む。お嬢はリアシートで俯いている。俺は意を決して真相を確かめる。
「俺が抱きしめる時も骨格筋が硬くて嫌でしか?」
「…えっ?骨格筋?ケイゴに骨格筋を感じた事は無いわ。」
「…俺にもあります…骨格筋。」
「聞いてたんだね…ケイゴに抱きしめられるとね、恥ずかしくていっぱい、いっぱいなの。ドキドキしてそんな余裕ないの。それに幸せが先行して何も考えられなくなっちゃうの\(//∇//)\」
一瞬目を見開くケイゴ。それから紅い顔と弧を描いた口元を隠す様に手で隠す。
ミラはいつも俺の不意を突いてくるから怖い。




