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ワルい男に誘惑されてます。〜天然系お嬢はイケメン893?に護られて、ドキドキな青春を過ごします。  作者: 華峯ミラ


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オリエンテーション明けの今日は?

野球部や野球部のマネージャーさんへの偏ったがみかたがあります。あくまでもこの世界での野球部やマネージャーの事で、実際とは異なると思います。ご了承ください。


不快に感じた方、申し訳ありません。広い心で許してください。

オリエンテーション開けの今日は、実力テスト。


すっかり足も良くなり、元気に登校している。


ホームルームの後ケイゴがすれ違い様に「がんばれ。」と応援してくれ、ホッコリしてテストに臨めた。


テストの後は部活見学会。


普段は授業後に行われる部活だか、今日は短縮授業のため、活動披露が終わったらそのまま部活であり、見学自由となっている。


これは、主に外部生に向けて行われるため、内部生は既に部活動へと行った者もいる。


「ミラは何部に入る?」


尚子が訊ねる。


「決まってないけど…。ナオは?」


「私は演劇部!ここの演劇強いんだよー。」


「へー。私は色々見てからにしようかなぁ。」


「ねぇ、華峯さん、聞こえちゃったんだけど、まだ部活決まってないんなら、野球部のマネージャーやらない?」


「どんな事するの?」


「バットとかボールを拭いたり、器具の準備から片付け、ドリンク配り、部室の掃除…」


「それってさぁ、ミラをパシリにするってこと⁉︎」


尚子は怒りながら言う。


「掃除とかそんなのは自分でやりなさいよ!甘えんじゃ無い。」


「いや…そう言うわけではなく…。」


滝川は尚子にタジタジである。


ふと視線を感じたミラがそちら側を見る。女子に囲まれているケイゴと目が合ったため急いで逸らした。何故なら、般若の形相だったからだ。


(何⁉︎何なの⁉︎コッワ)


「ちょっと考えさせて。」


すると、ケイゴが珍しく話しかけて来た。


「華峯さん、少しいいですか?提出物の事でお話があります。」


(何だろ?)


「はい。」



***


ケイゴは周りを警戒し、進路指導室へ連れて行く。この部屋の隣には進路指導準備室が併設しており、教育実習生が使う部屋となっている。つまり、その時期以外は使われていない。


「どう言う事ですか?お嬢。」


「どう言う事とは?」


ケイゴは、ミラを壁に追いやりながら聞いた。、


「さっきの、野球部のマネージャーの話です。」


「聞こえてたの?」


「聞いてたんです。」


「滝川君に誘われただけだよ。」


「やる気ですか?」


「うーん。必要としてくれるなら、やろうかなと思ってー」


ミラの言葉を最後まで待たず、被せて言う。


「ダメです‼️絶対ダメ。いいですか、野球部のマネージャーなんて、体のいい雑用です。お嬢がやる必要はありません。それに体育会系なんて、事ある毎にいやらしい事しか考えていません。そんな集団にお嬢を放り込む訳にはいきません!絶対許しません。」

「ちょっと酷い偏見じゃ無い?」


必死なケイゴに、ついつい苦笑いしてしまう。


「偏見…ですか。そうかもしれませんね。」


急にトーンと瞳の色が変わるケイゴ。


「ミラを他の男共に見せたく無い、俺の独占欲。」


左手は壁に付く。右手で一房髪をとってキスをする。


「貴方のココもココも、ココも俺だけのものです。」


そう言いながら、その手で頬や唇を触り、最後には胸元にキスをする。その色気のある表情にやられ、足の力が抜ける。腰が砕けるというやつだろうか。


ミラの体はすぐにケイゴが抱きとめ支える。


「貴方はエッチですから、すーぐこんな風に男に体を触らせてしまう。本当に困ったものです。」


耳元で囁く。


「帰ったらお仕置きですよ?私をこんなに嫉妬させたバツですから。」


ケイゴは再び妖艶に微笑んだ。代わりにミラはその美しい顔が見れず、ケイゴの胸に顔を沈めた。

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