オワリノハジマリ<|=^:°8
小夜/やめて!
「サヤ、タスケニキタヨ」
なんなんだよ、おい!
「あれは、アンドロイドだ」
人間的機械か
なぜ襲う!
「あれがもう一つの研究、アンドロイド、ただ感情がない、あるのは記憶だけ」
まずい、この先は行き止まり
??/おい!
うそでしょ…
死んだはずの氷人だった。
「カンリニン、イカサナイ」
桃華/お願い!やめて!
「オマエ ダレ」
鳩だよ!
「ジャマヲスルナ」
まずい!
「おねんねしな!」
氷人がスタンガンを突きつけた
「キカナイ、ジャマダ」
ねぇ、覚えてる?
友達がいなかった時、あなたがいてくれて…
猛スピードで追ってくる
だからね、いま小夜と出会えたの
「コレデ」
ナイフのような爪を振りかざす
だから
「オワリダ」
大好きだよ
上から瓦礫を落とした
「ウァー!
サヤ!、サヤー!」
地面が抜け、ぬいぐるみは落ちた
サヤ、ワタシヲツクッテクレタ デモ ソノアト
ダレカニ…
ハト…
その時、涙を浮かべる桃華を見た
アー、ハト…
ゴ メ ン ネ
機械は涙を浮かべたように見えた
なんでよ…
ワタシのこと覚えて…
小夜/トーカちゃん
小夜、
小夜/もう…
小夜、ありがとうね
いいお人形、作ってくれて
小夜/トーカ…
ご め ん ね
一行は帰路についた
氷人、なんで、生きているの?
もう1人の彼も生きているの?
小夜、なんで、あなたのぬいぐるみが機械になってるの?
正直に答えて
「私が答える」
「ただ催眠ガスのせいで頭が回っとらん」
桃華/分かった
管理者、名前を教えろ
新波 新
こんな名前だよ
氷人/あの時、撃たれた仲間は、もうこの世にはいない
結局、犠牲者が出てしまった
氷人/これで最後にしたい、
もう、失うのは懲り懲りだからさ
氷人「もしもし、谷口さんの配偶者様ですか?
…
今日19:17をもちまして、谷口彰さんの殉職を確認いたしました
…
はい
…
心中お察しします
…
そ…
ご遺体をお運びします
はい」
みんな、黙祷を捧げた
氷人/仕事の関係上、遺体を、警察には預けられない
だから、うちらでドライアイスを交換して、ご遺体にわたを詰める
葬儀は葬儀屋さんで、大丈夫だ
全員で谷口さんの家にまず向かった
ピンポーン
中から配偶者様が出てきた
氷人/本日は、彰様につきまして、
お悔やみを申し上げます
谷口 真子/彰くん、ありがとうね。
氷人/全員で再度黙祷を捧げいたします
黙祷
仲間/すみませんでした!
言いたくなる気持ちもわかる
谷口 真子/
私たち子供がいるんです
まだ幼い子もいて、寂しく…(涙)
声が出ていない
氷人/…つきまして、家の中にお運びします
まだ、温かいが、消毒したところは、温かさが戻らず
徐々に冷たくなるのであった。
そして、子供は、冷たくなった父を見て、
1人が泣き出し、もう1人はそれにつられ泣き出した
氷人/最後に、お別れ申し上げます
土下座の一つぐらいしたかった気がする
が、そんな元気は双方にないだろう
アジトに到着した
全員、一旦休むことにした
夜が明けた
今度、妹呼ぶわ
新/それは、桃華のか?それとも鳩の?
鳩の妹だよ
「桃色髪の英雄か、名前を聞いても?」
××××
「まず言わせていただくと、妹と君は血が繋がっていない。」
それはなんとなく分かってた
でも、あの子なら、この団体をすぐにでも潰せると思う
小夜/私のぬいぐるみはね…
桃華/言わなくていいよ…
どっちにしても、小夜は友達。
小夜/うん。分かった。
まぁ、ぬいぐるみに命を持たせたかったんだろう
だから、ぬいぐるみに記憶できる装置でもつけて、
それを利用された、
そんなところだろう
氷人はなんで生きているの?
氷人/僕はあの氷人じゃない
あの氷人は確実に亡くなった。
微妙に顔も違うでしょ。
桃華/正直に答えてくれてありがとう
影武者ってことか
氷人/うん。でも、自分はあの氷人とは違う。
自分は自分で、好きなことをして生きる
だから、僕は氷人だよ
2人結局亡くなったんだ。
備えなかった、頭に防弾でも巻くべきだった
小夜のマスクを使って、防弾を仕込む
そうすれば1人も死なずに済んだ
小夜/私、団体倒しに行くよ
そう、元より死には慣れている
私も行くよ
そう、今度こそ、終わらせよう
どんな結末になろうとも