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Ragnarok

バイクとトラックで、決戦の地へ行く


氷人(ひろと)、絶対に死ぬなよ

「ふりですか?」

 なんでよ、ふりなわけないだろ!

本気で言ってるの!

「分かってるよ、それくらい。」

 以外と好印象だな

「いやー、でもいい天気だねー」

「着いたよ」


「僕は人に興味があまりなくてね、自分のやりたいことを好きにやる

そんな性格なんだ」

「そんな僕でも人といると、楽しいよ」


「じぁ、いk」


 氷人は突然地面に倒れた


にぇ?


なんで?


「はやくなk」


小夜を守って全力で侵入する


思えば、滑稽だった、、

初めから目標なんてなきゃ良かった

目標に何度も挫けさせられ

ゲロばっか吐いて


でも


それでも


約束を守ることなんてなかった


氷人はいつ撃たれたのかわからないような顔をしていた


小夜/ねぇ、桃華…


氷人


 氷人の遺体を、運ぶことしかできなかった…


行こっか


 侵入できたのは10人中8人だった


「おい!何者だ!」

 護衛が出てきた

君たち、この仕事やりたくてやってんの?

「あー!」

スタンガンで眠らせていく

あまり覚えてない、そこからは流れ作業だった

「おい!お前らここで終わりだ」

「バカだな、ここの設備に勝てると思ってんだ」

そうだね、バカだね


 お前がな


管理者のとこまでたどり着いた


お前、なんで生まれてきちゃったの?

「そうだね、人狼ゲームするためだよ」


辺りが暗くなる

 何も見えない


「ここは人狼ゲームする会場でもあるからね、

存分に楽しんでね、アベンジャー」


 あかりが灯り、

処刑台が出現した


はいはい、

悪いけど、時間がないんだよ


 ガン無視して、辺りを爆破した


もういいや、お前のところまで行くから、


「まぁ、そう言わずにさ…

僕も参加するから」


 あちらから降りてきた


君が人狼だよね、とりあえず地獄行き

 テーザー銃を打ち込んだ


「うん、そうだね?」


 テーザー銃は壊されていた


そっか、テーザー銃の方が楽だったよ

 拳を撃ち込んだ


「少し痛いね」


夜が明けました

「ルール説明します、

まず、暴力行為禁止です

行った場合、眠らされます、多分永遠に


 人狼陣営

人狼2

狂人1

 村人陣営

占い師1

霊媒師1

騎士 1

復讐者2

村人 3

 計11人です


復讐者が吊られた場合、もう1人の復讐者によって

復讐者もう1人の復讐者と肉体戦を行います

それが嫌だったら、人狼に噛まれるように頑張ってください」



そして、今回、人狼には

普通の人狼と、人狼王がいます

人狼王は襲撃する相手をもう1人の人狼の許可なしに

強制的に決められます


では、村人会議と行きましょう。」


は?お前、


「このルールじゃ、ハッピーエンドできねーじゃん」

って思ってるんでしょ?


小夜/私g


桃華/小夜、絶対にその役職言っちゃダメだよ


ここで仮に人狼王を吊れたとしても、

人狼王はあいつだから、絶対私を襲撃しない

襲撃が先だから、必ず1人死ぬ


だったら、

騎士が誰かバレてはいけない、

もう1人の復讐者は、おそらく

私たち侵入者の中にいる

なぜなら、復讐者同士で肉体戦をやること

のメリットは、私たちに何か危害を加えるため

つまり、団体側から出た人間に振り分けられることはない


復讐者同士で肉体戦で相打ちエンド

どっちかが生き残ったら、村人陣営の負けだから


人狼に1人襲撃されるけど、人狼王処刑エンド


この二つが最も死者が少ない



小夜/私、人狼です


は?

桃華/違う、私が人狼です、

でも、もう1人の人狼は、管理者です

そっちが人狼王

だからそっちを先に吊ってください


 騎士が襲撃される人間を当てることができれば、

人狼王を処刑したあと、誰も死なずに済む。


人狼王は誰を襲うんだよ、

そもそも騎士が誰か知ってたら終わりだろ


または、もう1人の復讐者をあいつに襲わせる


仲間/私が騎士だ、

私は吊られても構わない


は?

何言ってるの


 終わった、1人必ず死ぬ


騎士、占い師は直生(なお)だ、一応守ってくれ。


仲間/了解


投票を終了してください

本日処刑されるのは

小夜です


は?小夜に入れるわけねーだろ!

投票の数いじってるだろ!


「証拠はないよね

証拠あっても止められないけどさ」


 クソ野郎が!


人狼は襲撃してください


ゲーム終了です


「え?」


勝ったのは村人陣営です。

だから、

君が襲ったのは、復讐者だよ


「は?」


マイクロチップを抉り取って

騎士と交換したんだよ


つまり私が騎士、


騎士が誰かバレてる可能性があった

だから念のため、騎士と交換してたんだよ

マイクロチップは、付いている人間に役職が渡る


それをモニターが感知する


だから、イカサマし放題な訳。


「そうかい、お見事」


と言うわけで、このゲーム終わり


「でも僕が村人を襲っていたら?」


消去法でみんな助かる

私たち側はね


役職持ちは団体側にはいなかった

つまり、団体側3名中2名が村人

1名が、人狼王のお前

占い師守るって言ったけど、あれは嘘

村人を守る予定だった。


占い師は守られるリスクあるから襲わないとして、

霊媒師が襲われるリスクもあった

だから、もう1人の復讐者の仲間と、霊媒師のチップも交換した


でも、そもそも全員首に保護剤巻いてんだよ


つまり、これはただのゲーム

命は誰も賭けてない


残念でした、お前がイカサマできるなら、みんなしてるよ


「これで終わるとでも?」


そうか、なぜこんなゲームをするんだ?


「ゲーム?私は悪になりたかった、いつか君たちのような人間と戦うためにね」

「平等な悪があれば、平等な正義はいらなくなる。あるよね、正義が否定されたこと。だってそう、正義は人によって違う。問題は悪の方が正義よりも受け入れられるっていうこと。正義はつまらない。でも悪は新しい、だから興味がみんな沸くの」

誰でも会える悪、私はそれを目指した

でも、私は世の中に出てそれをやるのは無理だと思った

警察にやられるからね

だからシステムが悪を体現する、このリアル人狼ゲーム

これを管理した」


やっと見つけてくれたね


「そうだよ、私が人狼です」


なるほど

でも、人狼見つけたら処刑台に送らないといけないよね


「そうだね、でもここはリアル人狼ゲーム、

戦闘力もものを言うんだよ!」


 無駄にいかつい武器を取り出した


悪いけど、


「?なんだ…体が」


もう負けは決まってんだよ


 催眠ガス

 皆、小さいガスマスクを着けていた


なんで…

ここじゃ圧倒的に有利なはずだろ

こっちには技術もあるのに

それなのに


 最後にUNOって言ってない


奴は静かに眠った


小夜/なんかあっけないね


氷人…


「なぁ…」


え?眠ったはずだろ


「私はお前の名前を知っているぞ」


 まぁ、そんなこともあるだろう


「今のじゃない

"前の"名前だよ」


寝ぼけてるのか?

どう言うことだ?


「今のお前は、どっちだ、白神桃華か?それとも、

桃火(るみび) (はと)

か?」


は?

なんで、憑依する前の名前を知って…


「処刑の時、普通は高いところから落とし、

首の骨を脱臼させ、即死させるんだ

でも、なぜ落差のない首の吊り方をすると思う?」


おい!


「死なせるための処刑じゃない、

気を失わせるための処刑だったんだよ」


待てよ…


「お前の体は今もどこかにある」


ふざけんじゃねーよ

なんのためにそんなことしてんだよ!


「実験だよ、他人の意識を他の体に移動させる」


は?だからなんで…


「お前も目指してたんだろ、感情、気力!

全部思い通りにできる世の中」



「情報を他人同士で分け与える、

そして、機械にさえ移すことができる」


おい…


「私たちは仲間だったんだよ、鳩。」


違うな


情報を移すだけなら、気を失わせなくてもできる

お前はわざわざ人を殺して、そんなことをやってる。

そんなやり方しなくても、その時代は来る


「でも、私を倒したところで、元には戻らない

私はあくまで管理者、これを行っている機関は別にある」


そうか、

なら来い!まだ聞きたいことが色々ある

ここで人生終わらせるか、

私たちと一緒に来るか


「私はもう疲れたよ」


 私は奴の手を無理やり取った


めんどくせーオタクだな

行くしかねーだろ!

協力者になってやるって言ってんだよ!


「私なんかのために?」


同じなんだろ、私ら。



行くぞ!


「いや、

違うね」


は?



突如、何かが現れた


え…

なんで


小夜/あれって


私のぬいぐるみ


 ぬいぐるみがこちらに向かって銃弾を飛ばす


なんでよ


「フクシュウ スル」





今君の体を復活させたら、意識は2つできるのかな

今の君はそのもう1人の自分と意識を共有する?


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