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道楽草  作者: 十三岡繁
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神籠石

 神籠石と書いて『こうごいし』と読む。九州北部から瀬戸内地方に見られる山中の石積であり、山城の跡ではないかと言われていていくつかは史跡にも指定されている。


 しかし九州北部の山に登っていると石積み自体はよく見かける。これらが全て神籠石なのかどうかはよく分からないが、本当に頻繁に見かけるのだ。神籠石と呼ばれているものは飛鳥から奈良時代にかけてのものらしいので、その後の時代に積まれたものも多々あるのだろう。私の日本史への知見ではその違いはよく分からない。


 あきらかに、この神籠石が他の石積みと違うのは、その囲まれた土地の中央に何の痕跡も無いところらしい。なので山城跡と言われる一方で、神と人の領域を分ける目印に積まれたものだとする説もある。


 山に分け入ると、確かにそこには神を感じる。世界の大半の人が信仰する一神教の神ではない。内なる仏でもない。これは口ではうまく説明できないが、昔ながらの八百万の神…アイヌのカムイに近いものだと思う。


 近頃本州では熊の被害が続いている様だ。神には何か言いたい事があるのかもしれない。

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