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道楽草  作者: 十三岡繁
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恋せよ人類

 前にも書いたと思いますが、歳をとるほどに時間の流れ方を早く感じるのは『ジャネーの法則』によるものだと納得していました。


 10歳児にとっては1年は1/10ですが、50歳の人間には1/50にしか過ぎないので、短く感じるというやつです。


 先日の登山時に、山仲間で同じく建築士であるS氏から違うアプローチの話を聞きました。生物は加齢すると代謝速度が落ちる。ということは生き物としての時間との関わり方が変化するので、相対的に同じ時間でも短く感じられるようになるというものです。


 なるほどと思いました。生物としてのアプローチは考えていませんでした。その理屈であれば脳が発達している人間以外の生物であっても同じ事が言えるような気がします。


 しかしそうなると『代謝が上がる=代謝速度も上がる』と捉えた場合、代謝が上がる季節とそうでない季節では時間の進み方が違って感じられるという事にもなりそうです。夏は気温が高い分代謝が落ちますし、冬は逆に代謝が上がります。という事は夏の方が短く感じるという事になるんでしょうか?


 また、寒い地域で過ごしている人の方が、同じ50年でも長く感じているという理屈も成り立ちます。工業や技術の進んだ先進国が寒い国に多いのは、暑い地域は裸で寝ていても風邪をひかないし、食料も自生のもので賄えるからだという考えがあります。もしかしたら、それに加えて時間的優位性もあるのかもしれませんね。


 恋愛をすると代謝が上がって痩せられるなんて話もあります。恋愛することは、その幸福感に加えてより長く人生を謳歌する秘訣なのかもしれません。


 乙女だけではなく、恋せよ人類ですね。

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