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道楽草  作者: 十三岡繁
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ひまつぶし

 結構自分の事は自分でできる方なので、一人暮らしをしても困ることは無いと思います。家電による家事の省力化もあって、若い世代の男性にはそういう人間が多いように思います(私は若くないですが)。


 一方男女平等や格差解消が叫ばれる中でも、専業主婦になることを望む女性は一定数存在しています。子育てを除けば家事の負担は男女平等な社会になっていきそうです。専業主婦をするにも、子供の手がかからなくなった場合、時間を持て余して困らないんだろうかと、誰かに言ったら怒られそうなことを考えてしまいます。


 でも一番最初に書いてあるみうらじゅん氏の名言「人生は死ぬまでの暇つぶし」に沿って考えると、案外その要求は人生に対する正しい姿勢なのかもしれません。

 ただ優れた仕事は、同時に優れた暇つぶしでもあると考えています。例えば昔から建築は普請道楽と呼ばれていて、造ること自体が道楽です。


 これからAIの発達や様々な職種の自動化機械化で、ベーシックインカム(全ての人が仕事とは関係なく収入を得る)が実現する未来像も見えてきました。しかし道楽だとも捉えられる仕事は、収入に関係なく存続するんじゃないでしょうか?道楽なんですから。


 しかしそういった仕事に巡り合えなかった人は、一生懸命暇を潰さないといけなくなりますね。既に潰すほどに暇を持て余している人は、実は最先端を行っているのかもしれません。

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