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道楽草  作者: 十三岡繁
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男は女に適わない

 人間の体のベースは女性である。

 

 生物全体に話を広げるといささかややこしくなるので、人間の話に絞る。

 生物の授業で人間の体の基本形は女性で、それを色々と作り替えて男の体は出来ているというのは、理系の人間であれば習った事があると思う。


 女に比べて男は力が強いとか、体が大きくて頑丈だとイメージする人が多いと思うが、はっきり言って生き物としては男の方が弱い。無理やり頑丈にしたり力を強くした分、生きる力が弱いのだ。よく男の子の方が病気をしやすいなんて話を聞くが、実際に免疫力が弱いのである。しかも寿命も短い。


 それもそのはずで、性染色体はXXが女性でXYが男だが、このYというやつはXに比べて圧倒的に情報量が少ない。何か神様に意地悪をされてるとさえ感じる。完成形の女性の体を、無理やりあちらこちら変形させたりいじったりして、男の体にしているのである。


 時代や地域によって少し違ってくるが、人間の場合男と女がペアになって生活するのが現代社会では主流だと思う。無理な改造によって生物的には弱くても、力が強くて体が大きくて頑丈な男という存在は、何か女性を補助するために作られた生体召使いロボットみたいなものかもしれない。


 何と言っても子供が産めるのは女性だけだ。種の存続には必要不可欠な能力であるし、そこだけ考えてもベースになっているのは間違いない。全人類が男だけになってしまったら、確実に100年ぐらいで人類は滅びてしまう。クローン人間すら作れない。


 男はいくら偉そうにしていても、決して生き物としては女性に勝てない…勝敗じゃないとしても敵わないのだ。

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