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道楽草  作者: 十三岡繁
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選択肢

 生きれば生きる程、色々な選択肢に出会うことになる。若い頃はそれを損得で選んでいたような気がする。こうしたいとかああしたいとかはもちろんあったものの、こうしておいた方が将来の為だとか、自分の為になるだろうなんて事も結構選択の理由としては大きかったようにお思う。


 ただ人生の折り返し地点をとうに過ぎてしまった今、それが楽しいか楽しくないかで選択してもいいような心持になってきた。たとえそれが将来の破綻に繋がろうとも、楽しいと思える方を選択したほうが後悔が無いような気がする。


 楽しいか楽しくないかは、プラスなのかマイナスなのかとは実はちょっと違う。普通ならプラスは楽しくて、マイナスは楽しくないという事になると思うが、必ずしもそうではない。マイナスな事が実は楽しさに繋がる事だってある。そうして何もないよりはマイナスでも何かがあったほうがいい。そんな風に考えることができるようになったのはいつからだったろう。


『人生万事塞翁が馬』という言葉が好きだ。人生良いことがあれば悪いこともある。そうして結局±0…前はそんな風に思っていた。しかし良いことがプラスで、悪いこともプラスだったら、どんどんプラスだけが積みあがって行く。人生にはプラスしかないんじゃないかと最近では思う。

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