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道楽草  作者: 十三岡繁
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インスタントラーメンの作り方

 カップではなく袋麺の方の話です。昔は袋麺は鍋で麺をゆでて、ゆであがったところでスープの素になる粉を投入し、混ぜてからどんぶりに移すという作り方が普通でした。


 しかし最近は、あらかじめスープの素を器に入れておいて、ゆで汁で溶いてから麺を移すというものの方が多くなってきました。昔の袋タイプのインスタントラーメンと言えばスープの素は粉状だったので、そこが液体化したことでこの手順が主流になったのかなと思ってたんですが、粉の物ですら先に器に入れるようになってきています。


 メーカー側も色々と試したうえで、これが最もおいしいという手順を記載しているんだと思いますが、なぜ変わったんでしょうか?何か粉の方にも革新的な技術が生まれたんでしょうか?


 普通に考えると液体の方が粉よりも溶けるのは早い…もしかしたら粉スープの素も技術革新で溶ける早さが上がったとか?でも体感的には以前からの方式で溶け残って困ったなんて経験はないですね。


 調理後の鍋はスープの素を溶かさない方が、あとで洗浄するときに洗剤の量が少なくて済むからとか?SDGSに企業が配慮している…。どうですかね?あんまり変わらないような気がしますが…。


 ゆで汁を測らずに入れて、出来上がってから多すぎたと後悔した場合、器で溶かす形式ならばスープの量を最後調整できる。ユーザーサイドに立って考えた結果そうなった。


 しかし二人分で二袋を同時に作る場合は、お湯の量を丁度半分ずつ器に盛り分けるのは至難の業ですよね。三つだったらほぼ不可能です。最後麺と一緒にゆで汁も残りますから…。


 と、ここまで書いて実は逆だったのではないかと思いました。本当はスープは器で溶いた方がおいしく出来上がるが、二つ、三つとまとめて作るときはそれが難しい。核家族化が進んで、複数個同時に作る事が少なくなった現代社会だから、本来の美味しいつくり方が主流となった…これでどうでしょう?

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