獣臭
人間、風呂に入らないと臭くなります。もちろんそれは人間に限った事ではなくて、野生動物なんかも結構な匂いがします。動物園の動物達は飼育員が洗ったりしているのでしょう。山で出会うような野生の動物は結構ヤバいです。
不思議なのは植物です。植物は風呂にも入っていないのに、動物みたいに臭くなりません。雨が降ったらシャワーを浴びるようなものだから?でも、家のバルコニーで雨が掛からない位置のプランターに生えている植物も臭くはなりません。新芽や若葉はつやつやとして、むしろ清潔感があってきれいだと思えるくらいです。
この違いは一体どこから来るんでしょうね?代謝の仕組みが違う?人間の場合古くなった皮膚細胞を栄養源として菌が繁殖している?分解時にガスを出すとかそんなでしょうか?でもそれなら植物でも同じことが起きそうな気がします。
前にも書きましたが、植物は生き続ける限り成長し続ける…どんどん大きくなっていくから、古くなった細胞を捨て去ることはしないで全て自分の体の構成要素としてしまうんじゃないでしょうか?
爬虫類なんかも生きている限り成長し続けるなんて話を聞いた事があります。言われてみると爬虫類には臭いというイメージがありませんね。臭そうなのは哺乳類です。汗をかくとかかかないとかも影響しているような気がしますが、本当の所はどうなんでしょう?
ネットで調べればそれらしい答えに辿り着くような気もしますが、そこまではせずに植物の神秘として心にしまっておくことにします。
そういえば土というのは植物の死骸が微生物に分解された残りが堆積したものですが、これもあんまり臭いと思いませんね。流石に動物の死骸の場合爬虫類でも魚類でも、例外なく腐ると臭いのにこれもまた不思議です。人間が臭いと感じないだけなんでしょうか?




