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道楽草  作者: 十三岡繁
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バトルインフレーション理論

 バトル物と言えば漫画の王道だと思います。最初弱かった主人公が段々と成長して強い敵と倒していく。最初は手も足も出なかった強大な敵を倒して最終回…ならいいんですが、雑誌の都合なんかで続編が続くと困った事が起きます。


 そう、主人公が強くなっていくだけに、倒す敵もどんどん強くしないといけないので、だんだん良く分からない存在になっていきます。最初は近所の不良ぐらいだったのが、格闘技やっている人間になって、プロになって伝説の人みたいになって…しまいには神だったり、宇宙の意志だったり完全に人外になってしまいます。この問題は物語を考える人にとっては昔から頭痛の種だったと思います。


 なので今でも名作として語り継がれる作品は、すっぱり最終回で終わっているものが多いと思います。多分一番最初に最終回あたりのプロットは頭に浮かべているし、出版社側とも話が付いているんでしょう。


 しかしながらこのインフレ現象を回避して物語を永遠に続ける方法はないんでしょうか?


 ある程度まで強くなったら今度は弱くなる?でも成長譚が物語としては面白いんですよね。弱くなったら過去に倒した敵に逆にやられちゃいますよね?


 ならば例えば、主人公は年老いて体力の衰えから弱っていくが、次は弟子の成長譚に物語をスイッチする。歳の衰えから弱くなった師匠を倒した敵を主人公の弟子が最後倒す…次は敵の成長した弟子に主人公の弟子が倒される…その敵の弟子も今度は主人公の弟子の弟子が倒す…舌を噛みそうです。


 確かに延々と続きますし、結構現実世界に近いような気もしますが、それが果たして面白いのかどうかはあれですね^^;。

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