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道楽草  作者: 十三岡繁
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運と縁

 運と縁て語感が似てますよね。でも意味も似ているところがあると思います。


 仏教においては、縁起というものは最も重要な概念の一つだとの事です。『色すなわちこれ空』色即是空ってやつです。…目に見えて存在しているように見えるものには実体がない。いや、それを聞いた人は、「目の前にちゃんと存在してるじゃないか」と思うかもしれません。でも、とりあえずはスカスカです。


 理系の授業で習ったと思います。全ての物質は原子でできていますが、原子は原子核とまわりにある電子からできています。中身スカスカです。でも結びつきが強いので、なんか全体としてのひとつのものみたいな感じになってます。でも太陽系と一緒でスカスカなんです。地球をピンポン玉の大きさだと考えると、太陽は450m離れたところにある直径4mの巨大ボールだそうです。間にはまぁ水星やら金星やらありますが、両方とも地球より小さくて何もないも同然です。


 そうして最近ではその原子核も素粒子からできているとされていて、更には最新の超ひも理論だと、素粒子とは何らかの振動の種類によって違うものに見えているだけだとか…じゃあ実体とか、モノって呼ばれるものは何なんでしょうね?


 仏教でも、モノには実体が無いけども、縁がある。縁によって現象が起きてくる…だから縁起なんですが…それでこの世はできているという考え方をするらしいです。完全に物理学とリンクしてますね。


 縁起が悪いという言い方は、運が悪いと同様なニュアンスがありますが、縁起は今後起こることに対しての予測ですが、運が悪いというのは起こってしまったことに対する評価という感じもします。


 縁は未来を見ているが、運は過去を見ている。 なんか小説のネタになりそうな予感もします。予感は未来の事なので『縁』ですね。


「運と縁」過去が見える『運』と、未来が見える『縁』の物語…

縁はともかく運って名前を親に付けられたら、その時点でちょっと運が悪いですね(笑)。

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