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道楽草  作者: 十三岡繁
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エサやりと水やり

 私はペットというものを飼っていません。しかしベランダにはプランターがあって、夏ともなれば朝の水やりが日課となっています。


 字面の通り、動くのが動物で動かないのが植物です。ミドリムシや鞭毛で運動するシダ類の生殖細胞等例外はありますが、大体そんな認識です。


 そうして多くの動物は感情を持つが、植物に感情はない…これも共通認識のような気がします。餌を与えればペットは喜ぶけども、植物にはそんな感情の動きはない。しかし本当にそうなのだろうかと毎朝プランターに水やりをする時に思います。


 以前植物に電極を仕込んで、抵抗値だか内部を流れる電流の変化だかを測定するという企画を、テレビでやっているのを見たことがあります。水やりの人が近づいてきたり、自分を食べてしまうような存在が近づいたときにその数値が変化してました。


 普段我々人間が思う所の感情とはちょっと異質なものかもしれませんが、植物にも似たような部分があるんじゃないでしょうか?そうしてそれらは異種生物間でも共鳴するような気がします。朝、プランターに水をやると彼ら?が喜んでいるように感じます。同時に自分の気持ちも上がって行くような気がします。思い込み?又は錯覚だろうと言われれば証明する術はありません。


 前にも書きましたが、人間は多くの小さな細胞が集まって出来ている存在です。脳細胞が喜びを感じているときに、果たして体中の細胞の一つ一つ迄その喜びは行きわたっているんでしょうか?


 感情の共鳴というものが存在するのであれば、その可能性はあるかもしれません。更にそんな現象があるとすれば、それは異種の個体間でも起こる可能性があるんじゃないでしょうか。但し負の感情も共鳴するのであればちょっと注意が必要そうですね。

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