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道楽草  作者: 十三岡繁
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スマホから聞こえてくる声

 デジタル技術に明るい人には比較的知られている話ですが、スマホから聞こえてくる声は通話相手の声ではありません。

 アナログの有線電話だった頃は、相手の声の波形を電送して、そのまま再生していたので、本人の声と言ってもいいでしょう。しかしそれをデジタルで同じことをすればデーター量が大きくなり過ぎます。なので現在は音声の要素を分解してデータとして送って、最終的には元の音声に近い音をそれに当てはめて合成しています。


 昔からある都市伝説ホラーに、メリーさんの電話というのがあります。捨てたはずの人形メリーさんから電話がかかって来て、どんどんと近づいて来るというもの。あの世に繋がる電話番号っていうのもありましたね。でも今やスマホだと合成音声になってしまいます。メリーさんの声も肉声ではなく、メリーさんに似た声を聞いているだけになってしまいます。なんか怖さ半減ですね。


 デジタル時代の幽霊というのはなかなか大変だと思います。電話だけでなく写真の画像データーもデジタルになってしまうので、心霊写真もデジカメに写った場合は圧縮されてしまいます。JPEGだったら完全再現にはなりません。折角人間に見えるようにカメラに映りこんだのに、圧縮率が高かったらアップに耐えられなくなります。


 もしあの世というものが本当に存在していた場合、デジタル化はしてるんですかね?霊魂の全部が全部転生するならいいですが、あの世に残るものがあるとすれば、どんどん数が増えて…データー量は増えるばかりですね。クラウドみたいなものであれば、ある程度デジタル化して系統だてしないと維持できなくなるんじゃないでしょうか?

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