メジャーだけどマイノリティな話
結構知っている人は多いけども、実際に体験したことがある人は少ないよなっていう話です。インドのデリーにある錆びない鉄柱というのは結構有名だと思います。今は世界遺産にもなっています。
99.72%という高純度な鉄でできていて、造られてから1500年以上経っているのに錆が進行していません。いまだにその理由については説が分れているほど不思議な存在です。
今は柵で囲まれていて、見ることは出来ても触ることは出来ません。しかし私が学生の頃に卒業旅行でインドに行った時は、誰でも触る事が出来ました。そうしてこの柱に背中を付けて、両腕を後ろにまわして手と手を触れ合わせることができれば、願いが叶って幸せになれると言われていました。
私が行った時も、結構な人がチャレンジしていましたが、なかなかできる人はいませんでした。しかしながら私は……なんと成功したんです。身長もそれなりにありますが、手が結構長くて肩も当時は柔らかかったからでしょう。成功したのを見て、近くにいたインド人が軽く感嘆の声をあげていたのを覚えています
そうして今改めて考えます。あれを成功させた人間は、今自分の周りにはどれぐらいの確率で存在しているのか?
まずは周囲10人です。10人ぐらいだとインドに行った事がある人もいないでしょう。100人になると一人ぐらいはいるかもしれません。1000人なら確実にいるでしょうね。それであの鉄柱に行った事のある人は……1000人では厳しいと思います。1万人なら何人かいるかもしれません。更にその中であのチャレンジに成功した人は……10人に一人成功するとして、10万人いたら一人か二人いるかどうかぐらいじゃないでしょうか?
となるとかなり貴重な体験であったということになります。
今小説を書いていますが、小説を書いている人は100人に一人くらいはいるんでしょうか? 先日とある公募に出して一次選考を通過しましたが、小説を書いている人でその公募に出した経験のある人は100人に一人くらいでしょうか? 更に一次選考に残る確率は10分の一くらいなので、全てを掛け合わせるとこちらも10万人に一人くらいです。
つまりデリーの鉄柱で手がまわって、その公募で一次選考に残った人は10万×10万分の一で……100億分の一となります。地球上で一人だけという事ですね。
二つの割と分かりやすい要素を掛け合わせただけでそうなってしまいます。やはり人間とはそれぞれが唯一無二の存在なんだなと、訳の分からない事を考えて今週末もスタートです。




