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道楽草  作者: 十三岡繁
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プラナリア

 生物に少しでも関心のある人であればプラナリアの再生力に関してはご存知だと思います。人間の体の部位にもある程度の再生力はありますが、大したことは無いです。トカゲの尻尾はまぁまぁ大きいですね。しかしながらプラナリアは桁が違います。半分になってももう半分を再生させます。というか半分ずつがそれぞれに再生して二匹になってしまいます。アメーバーのような単細胞生物であればまぁ分からなくもないですが、脳や体の各種器官を持った上でのその再生力です。


 それでこのプラナリアに関して、最近興味深いレポートを見ました。人間で言えば上半身と下半身の二等分にした場合、再生したそれぞれに記憶が維持されるというものです。記憶というものはなんとなく脳に宿っていると考えがちです。最近では腸などの内臓にも記憶機能があるような説もありますが、結構そういった部分が大きいのかなと思います。


 というか前から思っていたのは、記憶というのは体とはまた別の場所にも保管されていて、肉体……脳でもいいですが、それは単に受信機のような役割なのかもしれないなという仮説です。パソコンでも昔はそのデータは一台一台に内蔵していました。しかし現在の様にネットで個々が繋がるようになると、クラウドにデータを保管するのが普通になりました。


 誰もが意識することなくグーグルフォトやアイクラウドを使っていると思います。人類……もしかしたら生物全体の記憶というものは外部にある可能性は無いんでしょうか? で、あればときたまある前世の記憶が蘇ったとか、内臓移植して元の持ち主の記憶が見えたとか、色々な事に説明がつくような気がします。


 人間だけではなく動物についてもそうです。例えばミツバチはスズメバチと戦うときに、自分たちが死なないギリギリのところまで温度をあげて、スズメバチを倒します。そんな複雑な行為を記憶なしに進化の結果としてできるものでしょうか? 鮭が川に帰るのだって不思議です。カッコウが托卵するのは、どんな遺伝子の働きなんでしょうか?


 同系種の生物は、同一の記憶クラウドにアクセスしていると考えたほうが自然のような気がします。もしそうならそれが解明されると、古代人類の記憶なんかも読み取れるようになって、面白い事になると思うんですよね。

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