ミステリーというアガペー
実家は低速ながらネットに常時接続になったので、昨晩アマプラで現在話題の、実写化されたミステリードラマを観ました。映像は美しいですし、どんでん返しの連続でミステリー好きには楽しめるのかもしれません。しかし私はどうにも二つ引っ掛かるところがあって、完全には没頭できません。
まずはリアリティです。高校生がそんな山奥の別荘まで、車もバイクもなくてどうやって往復するんだとか、狂言だろうがなんだろうが、証拠が不一致すぎて、それを見抜けないような警察なら日本終わってるだろうとか……多分この手の話を楽しむには、一番考えてはいけないところを考えてしまいます。
そうしてこちらの方が大きいんですが、殺人動機に全く共感できません。人なんか殺したことないから当然ですが、激情に駆られて突発的に、というのとサイコパスが……の二つしか理解できません。いや、サイコパスの方は通常より知能が高かった場合、人を殺すことに何ら罪悪感がないとしても、リスクヘッジを考えて殺人などという行為は、余程特殊な事情が重ならない限り選択しないと思います。
財産だとか地位だとか名誉が、他者を殺してまで求めるものだとはどうしても思えません。ストーカーが相手を殺す等の恋愛感情のもつれは分からなくもないです。しかしそれは、理解できる激情型の一種です。
動機が理解できないので、他も共感できません。これは見る側でそうなんですが、自分で書く場合もそこに納得できないから書けないということになります。
今まで書いた話のなかでも、人を殺す場面は殆ど出てきません。戦時中のシーンと、武士同士の果たし合い位です。そろそろひとつ、人が殺される本格的なミステリーも書いてみたいと思うんですが、先ずは動機探しです。
そうですね、例えば人を殺す動機を探すうちに、本当に人を殺してしまうミステリー作家志望の人の話……やはり共感できませんね^_^;
あ、もうひとつ難点がありました。最後はハッピーエンドじゃなきゃ嫌です。昨日見た話はいわゆるイヤミスです。読み終わると嫌な気持ちになるミステリーですね。どうせ書くなら読んだらハッピーな気持ちになれる物語が良いです。イヤミスの反対ってなんなんでしょう。幸せな気持ちになれるならシアミス? しかし、人が死んでおいてハッピーにはなかなかなれませんよね……ドラマなんかでは最後笑ってますが……




