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道楽草  作者: 十三岡繁
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2025年総括

 そろそろ年末が差し迫ってきたので、公私ともに今年の総括をしていこうと思う。偏っているのはお許しいただきたい。


 まずはたびたび書いてきたがAIの台頭だ。これは多分来年も再来年も驚くほどの進歩を見せ続けてくれるだろうから、ここでは割愛する。ただ一つ、世界が大きく変わる節目にはなるので、この30年以上世界から遅れをとってしまった日本にとって、これはとてつもない逆転チャンスだという事だけは書いておきたい。なにかこう世間の論調は後ろ向きなものが多いが、もっと前を見てほしい。


 そう書いておいてなんなのだが、建設物価の高騰と建築基準法の改正は、建設業界、というより住宅業界にとっては来年大打撃になるだろう。その下準備が今年完了したように思う。馬鹿だなと思うし、自分でもできることはなるべくしてきたつもりだが、どうにもできなかった。現場の高齢化と人手不足はますます進んで、不動産価格の上昇、金利上昇も加わってかなりやばいことになるだろう。消費税が無料にでもならない限り、来年は中小建設関係業者の倒産が相次ぐ事になるだろう。


 宇宙関係では3I/ATLASの、太陽系外からの飛来は衝撃的だった。個人的には人工物か自然由来かの可能性は50:50だと思っている。しかし50というのは、我ながらかなり高い数値だと思う。横道面に近い突入角度、太陽の位置と関係ないジェット噴射、どんどん変わっていく色、成分における鉄とニッケルの多さ……どちらかといえば自然由来の方が説明が難しいだろうと思うくらいだ。ただ残りの50%は従来の常識や感覚に引っ張られてしまう。しかしどちらにせよ何かしらの影響を地球に及ぼしてこない限りは、物理的には個々人にとって関係のない話でもある。但し空想や妄想の世界には多大な力を与えてくれたので由としよう。


 執筆活動に関してはかなり捗った。ネットで公開はしていないが、長編を何作も書き上げることができた。前述のとおり住宅業界にはこれから冬風が吹きすさぶので、残念ながら来年以降は更に捗る予感もしている。かといって生活のこともあるので、何かしら収入を得るための対策も必要になりそうだ。住宅業界が不況だからといって、建築業界としては仕事が全くないわけではない。しかし生活のために納得のいかない仕事をするくらいなら、他のことをしたほうがいいと思っている。


 年も最後の方にきて、大きかったのは親の介護の開始である。しかも片方ずつではなく、両親が同時に来てしまった。ただ、そうなればなったで色々と今まで知らなかった世界も見えてきた。これは建築設計だけでなく、小説などにも大きくフィードバックできる。来年以降もまだまだ新しい発見がありそうだ。


 総じて今年もいい年だった。去年もそう言っていたかもしれない。先日気の合う仲間が集まって忘年会をしたが、話題は親の介護と体の不具合が殆どであったことを書き添えて〆としたい。

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